サクガン第1話「FATHERS&DAUGHTERS」感想
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第1話感想
あっという間の30分というか23分だったね。
作風としてはデカダンスが近いのかなあ、内容は全然違うけれども。
マーカーになって夢で見るコロニーの外の世界を探索することを夢見る幼女とお前はまだ幼い、背伸びをしているだけだと断固として許してこなかったであろう元マーカーの父によるSF冒険ファンタジー。
マーカーとはコロニーの外、ラビリンスの世界の地図を作る役割の人間のこと。
すでに多数のマーカーによりラビリンスの地図は広範囲にわたって作られていて休息場所になるであろう他のコロニーも多数発見されている一方で怪獣が闊歩する危険なエリアも多くやはりマーカーは探索中に命を落とすことも珍しくなく、だから死ととなりあわせっちゅうリスクを常に抱えていることが描かれた。
ガガンバーも昔は敏腕のマーカーとして多くの仲間を引き連れラビリンスを探索し、多数の同志の死を目の当たりにしてきたんだろう。
だから父親となったいま、マーカーになりたいとずっと思っている娘には絶対に危険な目に合わせたくはない…元にいま目の前で幼なじみの親子が怪物に襲われて命を落としてしまった…とマーカーから距離を置かせている一方で父親として娘の高まる好奇心に応えるときがかならず訪れるであろうことも承知をしている。
その相反する考えに父として、人としてどう折り合いをつけるか悩みつつ娘と二人で旅をすることになるんかな。
緊急時になると子ども扱いされるメメンプー、なんぼ外の世界を旅したいといってもそれができるのはコロニーに危機が迫らない平常時のみってのを実感させられる。
初回から近しい関係の人間が命を落としたが、それでもなおメメンプーには外の世界を見たい夢が消えないってことは、自分が命の危機に迫られてもなお夢を叶えたい、その覚悟ができているってことだ。
寝てる時の夢にまでラビリンスの光景がでてきてるって言うんだからよっぽどのことなんだよね。
ならば父親として、マーカーとしてその夢を叶えるときがきたってことに他ならないね。
リンダとウォルシュの遺志を受け継いで外の世界を見てきなさい。
でもその前にピンインに乱入してきた2体の怪獣を何とかしないといけないけどな、それ解決しないと元も子もない。
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