シャドーハウス第4話「深夜の見回り」感想
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第4話感想
今回は先のこびりつき発生騒動の原因がだれかの掃除のサボりではないかと「星付き」の「バービー」が指導と称して各生き人形に取り調べを行い、その結果勝手に犯人扱いされた失敗作とも評されるラムと彼女に口答えをしたエミリコ、そして男の子の生き人形のショーンが1週間後の大掃除までに深夜の屋敷の見回りを命じられたエピソード。
深夜の屋敷は灯りだけでは薄暗く地図を頼りに探索を行うことになった、寝る時間を削って眠気まなこになりながら何日かかけて見回り調査をしていると途中でラムとはぐれてしまったり踏んでしまうと大量の矢が飛んできてやられるとボロボロになってしまう罠が配置されている通路があったり、ショーンが毛布を持ってきたりエミリコがパンを持っていて分け与えたりする一幕があったが、ようやくこびりつきが出現する原因となった古びた装置を発見することができた。
それは各部屋で現れたすすを天井を這うように通る配管を使って1箇所に集める装置で、この装置の部品が老朽化により破損していたために配管の一部からすすが外に漏れ出ていたのだ。
これにて無事万事解決?したが、ケイトはエミリコがなかなか戻ってこないことに苛立ちが隠せないでいたのであった。
エミリコに変に他の子を構うとバカを見ると言うというミアもエミリコを守るスタイル、他の子とは他の班の子のことなようで。
ああっ、ほとんど出演する場面がなかったケイトがケイトが出演シーンで毎回無意識にすす出してる、エミリコがほかの生き人形とどんどん交流を深めるほどケイトとの間に亀裂が入っていってしまう不穏な関係が見え隠れしてる。
どうやら勉強してる描写があったのでケイトらシャドーにも彼らだけが通う学校が屋敷内にあるらしい、エミリコがほかの生き人形たちと仕事をしてるあいだ、シャドーたちはずっと暇してるわけではなくなにか仕事したり学校に行ったりしてるみたいだ。
とともに、先日のこびりつきの発生理由がわかってきた、それは各シャドーたちが毎日無意識に出してるすす…が掃除の時に捨てられて、生き人形らが寝てるフロアの天井にのびてるすてられたすすが通る配管のわずかな隙間から漏れ出て、さらに天井裏に通ずる扉の蝶番の老朽化により空いた隙間からすすがフロアに落下、それが溜まって発生したものだった。
すすはシャドーが負の感情が高まると出てくる物質、だからどうも予想するに屋敷内は封鎖的な環境にあって、各々が無意識のうちに出てきてしまっているすすを毎日集めては捨てないといけないくらい大量に出てくるってことだろう。
現代社会であれば掃除するのが大変なくらい大量のすすを出しているような人間ほどTwitterで自分の正義を振りかざし異論を唱える人間に攻撃をしてくる傾向が高く、それはさしずめ蒸気機関車の煙のようなもの。
と解説はこれくらいにしておいて再びエミリコとケイトに狭めると、ケイトは近々訪れるお披露目に向けての勉強をエミリコと一緒にしたいのかもしれないが、ここでエミリコの側が生き人形たちの前で問題を起こしちゃってそっちにずっと費やしちゃって、ケイトとの絆が強まっていかないのがけっこう不安。
この放出されないすすの量が爆弾となって破裂した時、どれくらいの悪影響を及ぼしていくかだよな。
そして生き人形たちを取り仕切るバービーからただよう逢坂大河のにおい。
さて、エミリコが知り合ったバービーやラム、あとはリッキーなる人物のお影様のことがほんのちょこっとだけ描かれた、バービーのシャドーは実力者らしく、おそらく逆らうと屋敷にいられなくなるぬらいに潰されてしまう、ラムのシャドーは会話を交わさないらしい、リッキーのシャドーはパトリックといいプライド高めで傲慢なところがある、当然生き人形は写し鏡なので、シャドーの性格がそのまま生き人形に乗り移る。
リッキーとパトリックは告げ口マンなるけったくそ悪い性格ってことになる。
で、バービーやリッキーのようなけったくそ悪い性格の人物の方が出世しやすいのはこれ人間界でも共通、なぜなら上に気に入られようとゴマスリおべっかを当たり前のように駆使してくるから。
要は下からの生意気なやつを蹴落としてもあなたの馬車馬として逆らわずに奉仕しますと高らかに宣言してますってことよね。
この子たちもどうやらお披露目を済ませていなくてリッキーも含めて近々ケイトたちとお披露目を迎える新人の生き人形らしい、現状だとみなをまとめるお姉さん的ポジションなのがエミリコで、バービーから一方的に有能と言われているのがリッキーか。エミリコの何事にも懸命な姿はほかのシャドウや生き人形にはどう映るか。
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