シャドーハウス第8話感想:すべてはエドワードの手のひらの上

2021年春アニメ



シャドーハウス第8話「手のひらの上」感想


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第8話感想

今回は2時間弱の制限時間の残りが少なくなった庭園迷路をラムとエミリコが進むなかでルウとリッキーがシャーリーを見つけるもシャーリーは一言も話すことがなかったために不気味がり、さらに迷路を進むとすすのあがってる形からルイーズが近くにいるとわかりルウは彼女の性格を鑑みてわざとに不安がらせてすすを出して居場所を特定して救出したがルイーズとリッキーは犬猿の仲だったことがわかったエピソード。

ラムとエミリコは道中の迷路に到着、その迷路にはカサコソ動くまっくろくろすけが大量に蠢いていたが荷車とほうきで通り抜けていくもラムが記憶してる迷路のルートと実際の迷路が合わないことに気づいた、ショーンの言葉から実は地図に描かれていた迷路の下にある空間にいたことを知った二人は上の迷路へ進むルートを見つけ出し見事に通り抜け、ルウが開けていた生けがきの穴を通って行こうとしたが、そこでラムは自分の名前は主人ではなくシャーリーではなく自分の指につけていた黒いリボンのラミーからの思し召しで名付けたことや、いままでシャーリーとは一度も会話をしたことがないこと、シャーリーがなにを考えているのか分からなくて、実は自分のことしか考えていなかったと話す。

顔が見えないからこそシャドーがなにを思ってるのかを想像したいとするエミリコはシャーリーがすすを出していないのならラムの働きに満足してるのでは?と返し楽しませ、彼女と一旦別れていった。

そのころ、ケイトは不安で立ち上がってしまう吸い込まれたすすによりオリの天井の鎖が少しずつ外れ始めていた、すすを止めようにも止められない状況下であったがエミリコが近くにいることを知ったケイトはすすを出さなくなった。

この試験を作ったエドワードは自分の筋書き通りに生き人形&シャドーが動きさえすればあとはどうでもよくて、3階の連中を楽しませ偉大なるおじいさんの目に留まり出世をすることだけを考えている。

5組の資料をもう一度見直したエドワードは一組だけ開示されている情報が平均的になるように作為的に作られているのではないか?そして彼らが波乱を起こすのではないか?と感じるようになるもそれは些細なことであると完璧な世界を実現することを最優先にしている。

何組かはすでに中庭の出口に向かっているなかでピアノを弾き始めたエドワードは徐々にシャドーに変わり、すすで旋律を描いていったのであった。

五組とも生き人形の側に個性的な性格をもってた、迷路では強みになっている時間と空間を正確に把握してるラム、シャドウたちのすすの形を性格に把握してるルウ、ルイーズからすっかり気持ち悪がられてるリッキー、親身になってくれていたジョン、そして、まっくろくろすけ退治のためにほうきをDIYして作るエミリコ。

ルウの切り開いた生垣がエミリコの近道に使われる、思わぬところで活用されているとは当人はつゆ知らず。

知らないんだからルウはツンデレとかそういう話ではない。

で、なぜに全く会話を交わさないのかエドワードだけでなく視聴者もとってもとっても気になるラムとシャーリーのことも明かされた、どうやらシャーリー、まだ人として完成してなくて未熟っぽいな。

逆にラムの方が性格的にはずっと大人で、ずっとシャーリーと話しかけてみたいけれどなにを考えてるのか分からない、何者なのかも分からずに困惑してた。

ラムの名前も指にまいてるリボンとの会話の中で自分で考えたものだったのね。

好きな人に興味を持ってもらいたいならまずは自分から興味を持ち話しかけろ、ってな恋愛の格言もあるけれど、何回か話しかけても返事がないならそりゃ諦めてしまい話しかけるのやめちゃうよなって正直なところ思ってしまう。

相手の感情が見えないなら想像したいっていうエミリコは素敵だった、なんぼ人間本音と建前があるとはいえ、なかなかそういう相手の立場に立てる人いないからね!人間関係づくりに役立てていきたい。

なるほど、エドワードにとってはエミリコとケイトコンビ、あるいはラムとシャーリーコンビががこの庭園の課題をクリアできないってのは事前に渡されている資料から想定内、と同時に5組の性格も全て把握していて、そのために屋敷の広間でもリッキーやルウの優秀な組は甘めに判定させておいて庭園でも優遇、逆にエミリコとラムには厳しく判定して評価を下げるように仕向けておき、さらには迷路関門でも居場所を遠くさせてイバラの生い茂るところにわざとにケイトを閉じ込めたオリを配置して、エミリコが待てど暮らせど来ない不安で生まれるすすを集めてオリを落下させて服も体もボロボロにさせるくらいには難しくさせた、と。

それらはすべて3階にいる位の高い生き人形や偉大なるおじいさんの宴の笑いのネタとして満足させるため、出世欲がここまで大掛かりな仕掛けを生んだ、とそういうわけね。

つまりはエドワードは出世欲がすっかりなくなってしまった現代の若者の逆をひた走っている、と。

現代社会において出世欲がやたら高い人間なんてレア中のレアだからなあ。

だがどうなんだ?年長者が出世してから苦労してるのをみて出世欲をなくし現状維持と自分の時間を大切にすることを選んだ現代の若者、10年後、そんな彼らが30代になり、会社で仕事をしないのに文句ばかりで傍若無人にしてるのを見てやはりかれらは人間的には高齢者と対して変わらない、ならば出世は必要だと考える将来の担い手が出てきて笑われるだけだぞ。

ここまでは一部を除き(広間においてピアノを弾いた時にリッキーとパトリックが最初に踊り出したところが特にそう)エドワードの頭の中で思い描いている完璧な筋書き通りになってるんだけど、もっかい資料を再確認したときに気づいてしまった、エミリコとケイトコンビだろうか、思わぬ事実に、といったところか。

実はこの一組だけはなにかとんでもないものを隠しているのではないか、たしかにエミリコを生き人形としてだけでなく個として大事にしているケイトの性格ならその部分を誰にも見つからぬようにひた隠しにしていることは十分ありうる。

それでも残り時間から逆算してエミリコたちは予定通りゴールをしていないしできない、あと少しで私のその完璧な計算、計画が実現しようとする…周りのエリート生き人形たちからも認められ、自分の評価がぐんぐんうなぎ登りになっていく…

砂時計も残り少なくなってきたってのもあってエドワードの隠しきれなくなった歓喜のピアノ、その喜びの時間がもうすぐやってくる緊張感を押さえつけるためのピアノ、評価が上がったあとの自分を想像して悦に入るピアノ、とにかくエドワードの高笑いが出てきそうな特殊なピアノエンドが印象的だった。

そんな困難な道を寄り道しながらもラムといっしょに乗り越えて、ケイトのところにエミリコはもうすぐ着こうとしてるんだけどな!

少なくなっている残り時間が勝つか、エミリコの知恵が勝つか…そちらの真剣勝負といったところだ。

あとはエドワード自身のことも徐々に分かってきた感じ、エドワードはシャドーでもあり生き人形でもあるようだ、もともとはシャドーと生き人形の別個体であったが、融合してると考えた方がいいか。

大人になって、離れに住んでる生き人形はおそらくみなこの形態なんだろう。

親や周りの人たちに助けてもらう、助け合うことも多々ある子どもと、一人前に一人でなんでもできなくてはいけない大人、その構図を生き人形とシャドーにの関係に落とし込んだ感じがするね。

するとエドワードも生き人形として一人前になっているかどうかを見られているってことになる。

果たしてらエドワードの完璧な筋書きを崩してくれる人たちは現れてくれるのか!?

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