シャドーハウス第11話「黒い飲み物」感想
前回の感想

第11話感想
今回は偉大なるおじい様のすす入りコーヒーを飲んですっかり洗脳されてしまったエミリコを見たケイトが、彼女が掃除しているスキを見てエミリコの部屋に失敬しシャドーの教えが書かれたノートやエミリコが日々記していた「考えないノート」、生き人形の説明書の内容を見て以前エミリコが大掃除のときにこびりつきにとりつかれたローズマリーを助けたときのように、バケツを用意してエミリコに水をたらふく、バケツに戻してしまうくらい飲ませたところ洗脳が解けたので、ケイトがエミリコにだけ秘密の話を続けていくエピソード。
そう、実は生き人形の正体は館の周囲に住んでいる村々の子どもたちでシャドーに集められたときにすす入りコーヒーを飲まされて記憶を喪失して自分は生き人形であると思い込まされていたのだ、この話を聞き、みんなが人間なら故郷の村に返したいエミリコであったが、何者かに呼ばれたときにさらわれて姿を消してしまった。
ジョンとショーンの部屋にケイトが急行しジョンに屋敷の事実を語っていくと掃除を終えたショーンが現れた、ショーンの様子の変化に戸惑うジョンはケイトの言ったとおりショーンが洗脳されていると感じ、洗脳を解くために殴り合った結果、相打ちでノックアウトしたこともありショーンの洗脳も解かれた。
同期のルイーズ&ルウ、パトリック&リッキーも呼び出され話し合っているとルイーズは生き人形を運ぶエドワードと思しき人物を見かけ彼が犯人ではないかと推測をしていく、ショーンやパトリック、ルイーズもお披露目の庭園での一件であまりエドワードのことをよく思っていなかったことや生き人形同士助け合ったこともありエミリコの救出で一致団結することを決めた。
その頃、エミリコは目隠しをされ後ろ手を縛られた状態で何かを飲まされそうになっていたのであった。
生き人形の正体はやはり人間だった、人形だって言ってるのに切り傷で血が出るんだから人形でないのは目に見えていた。
だがその生き人形の候補となる人間たちを集めるやり方が実にホラーだった、子供たちの記憶を消すだけでなく、周りの村々の人間すら館により軽い洗脳状態にさせられて館のいうことは絶対、我が娘息子が館のシャドーたちにスカウトされることこそ名誉と思い込まされてるんだから。
つまりはこの館は人間の生き人形、妖精のシャドーってな集まりってこと。
そしてお披露目のときにケイトがすすを使いこなせることをプロフィールでもひた隠しにしていたことで位の高いシャドーたちに目をつけられさっそくエミリコを拘束し屋敷に対する忠誠心があるか調べられてしまう展開にもなっていた。
でもこれ生き人形たちを必死になって洗脳させないといけないってことはどう言うことかと言うとつまりこの館は「ごっこ」をしてるってこと、会社経営ごっこをしてるブラック企業といっしょ、新入社員に対するあの狂った研修にあたるのが集められた村の子どもたちに偉大なるおじい様のすす入りコーヒーを飲ませて洗脳させる行為ってわけね。
エミリコはお披露目の後のパーティーでもったいないとコーヒーを2杯も飲んだから洗脳を解くのに大量の水が必要だったが、ショーンは飲んだ量が少なかったのかな、殴り合っただけで洗脳が解けてたし、ならば洗脳されたシーンがなかったルウやリッキーは多分コーヒーを一口も飲んでないだろうか。
ここでもお披露目での成績がそのまま洗脳の度合いに現れてたようだ(成績が上の人ほど洗脳されてない)。
あと、エミリコはお披露目の時に人望を大加点していたことでのちのちその加点が効いてくる展開に導かれるとはな。
具体的に言うと、何者かにさらわれてしまった彼女を同期のシャドーや生き人形たちが救出しに向かうことで一致団結したって流れ。
エドワードに対する不信感のほうが勝ってる人もいたけれどいずれにせよエミリコがお披露目中に他の生き人形やシャドーに対してずっと心を開いていたことで周りの子たちにも好意の返報性(あの人は私によくしてくれた、心を許してくれた、だから私もあの人になにかお返しをしてあげたいって心理のこと)がはたらいているのは確か、もとは人間だからこういう人間的な心理がはたらくのだ。
だがエミリコをさらった犯人はエドワードではないっぽいんだよな…姿は見えていないけれど声は違っていたしね。
次回はエミリコをケイトや同期の子達が救出して屋敷の隠された謎を追及していくと改めて決意して終わりかな。
(あれ、シャドーハウスって全13話なかったっけ?)
コメント