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第7話感想
深夜の同期会を経てケイトを気に入ったルイーズ&ルウ、パトリック&リッキーもローブ様の調査を開始。
ルイーズとルウはすす能力を調べにかわいさを武器に星付きの居住棟へ、パトリック&リッキーは館の同期関係を調べる。
一方でジョン&ジョーンはケイト&エミリコと婚姻の届出出してないのに騒ぎ立てるなと星つきから怒られてしまいマジ凹みしていた。
ってことでルイーズ&ルウとパトリック&リッキーもそれぞれAパートとBパートで館の調査を開始。
今回はとりわけAパートで描かれたルウのかわいさが目立っていたかな。
それはルイーズのすす能力によるものなんだけど、男性のシャドーを惚れさせる満面の笑顔で一気にここの館にいるシャドーのすす能力を情報を手に入れたっていうんだから。
反面、ルイーズはルウを何だと思ってるんだ、本当に生き人形の文字通り顔のある動く人形にしか思ってないだろうって一面も見られたね。
ルウを気にしているとしても体調面ではなく顔のことばかりだったしな。
マリーローズやベンジャミンからもちくりと指摘されてたじゃない、一言で言うとルイーズ、お前、ぶっちゃけなくても自分のこと大好きだろ、とね。
お披露目されてからそんなに実績あげてないのに星つきにお呼ばれされてないかしらなんてたいそうな自信家じゃないと言えないよ。
ルイーズほど体力がないルウを知ってかしらずか部屋掃除させたかと思えば休ませることなく今度はローブ様の調査、すす能力のことをメモ書きさせたり筋トレさせたりとムリをさせすぎなのである。
まあルウもあのルイーズの派手な言動の前にあんまり自己主張しない子だから…
とはいえ最後はルイーズとルウが対話を見せてゆっくり休む時間を作ったっちゅうオチが気持ちよかったけどね。
あのときのルウの笑顔の方がずっと自然だった、よそ行きの笑顔を強制的にすす能力で見せるのも控えた方がよろしいかと。
Bパートは一転してパトリックとリッキーの調査、ここでなんとシャドー&生き人形には婚姻なる制度があることが判明。
そんな制度あるのかよ、初耳だよこっちは(そりゃそうだ)
まあ現代社会における婚約からの結婚みたいなものかな。
一方で誰と誰が同期とか名前がポンポン出てくるもんだからあんまり頭に入ってこなかった。
そうだ、パトリックはお披露目の試験の一件から、なんとエミリコにうっすらと恋をしていたんだっけ。
これまでは彼自身がエミリコへの恋心をあんまり自覚していなかったけれど、婚姻なる話を聞いたのもあってかついに自覚してしまわれたのね。
その一方でバッタリ出会ったサラ曰く、大人になれずに切り捨てられて処分される生き人形も多く、婚姻の手続きをするだけして相手が処分されたら嘲笑の的になってしまうらしい。
お呼ばれされたとて婚姻しないと本当の大人になれないのか…なら現代社会において恋人を作らずに一生独身を貫いているあまたのオテェクたちはずっと大人ではないってことになるな。
だからリッキーは処分されない優秀な生き人形と婚姻しようってことなんだけど、そう、パトリックがいま気になっているのはエミリコなんだよなあ。
なんだかパトリック周り、サラ&ミアが彼のことをお気に入りになったり、マーガレット&マギーからせっかくだからと白いピオニー(芍薬)の花をもらったりとなにやらおもしろそうな色恋事情がいろいろ浮き彫りになっているじゃない。
白いピオニーの花言葉、「満ち足りた心」「幸せな結婚」でっせ、もはやこれ、マーガレットたちからの告白もゆうに飛び越えてのプロポーズやないですか。
むしろリッキー、ルイーズ&ルウをパトリックにすすめようとしたのはそれこそお前の好みじゃないのか?
こちらは互いに別々に好きな人がいる(しかもパトリックはいまさっきリッキーからお披露目最下位なんて言われてるエミリコが好きである)ことなんて言えるわけないよなーって感じ。
ルイーズとルウは対話して心を通じ合わせたのに対し、パトリックとリッキーは言えない両者それぞれの思いを隠すっちゅう対比も見られた。
ラストにパトリックが涙を飲むようにエミリコを前に彼の持つ花びらが一枚ほろりと床に落ちる、なんて切ない締めなんでしょう。
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