うちの師匠はしっぽがない6話感想:初高座を前にひとりネガティブシンキングになってしまうまめだ

2022年秋アニメ



うちの師匠はしっぽがない第6話「客は食い物!」感想


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第6話感想

しららが中座に昇格する天神祭にてまめだに直々に前座の話が舞い込んできたので本人は息巻くもその日から毎日のように悪夢を見てしまい客の視線が怖くなってしまっただけでなくお世話になっている面々の視線や期待の言葉も重圧に感じてしまい、しららから初高座のときは客は食べ物だと思い気が楽になったとアドバイスを受けるも今度は食べ物から見られていると怖くなり、果ては師匠の何気ない一言もまめだにとっては見捨てられてしまったのではないかとどんどん悪い方向へと考えてしまう。

そこでまめだは黒駒一家のらくだの元を訪れて一席を披露することを思いついた、一旦は追い返されそうになるも時間を作ってくれたので一席披露するがその鋭すぎるほどに鋭い殺気立った視線が気になってしまい続けられなくなってしまい涙まで流してしまう。

するとらくだからはしららの檜舞台に泥を塗ったら承知しないと釘を刺されつつも自分を信じるだけでなく故郷のオヤジや自分を育ててくれた師匠を信じろとも進言された。

帰宅したまめだは心境を打ち明けると師匠からお前の骨は自分としららで拾うから思いっきりやれと助言を受けた。

普段やたら自信満々でやったれムンムンかましたらぁとイキってるような人間ほど実は内心ではネガティブなことを常に考えてしまう超繊細な性格をしていてその内心を他人に見せないように振る舞っている、これ、MBTIにおけるENFP、エニアグラムのタイプ7の特徴である二面性でもあるんだけどとりわけAパートにおいてはこれがめちゃくちゃ表に出てきた回だったね。

たしかにまめだは前座で小噺を何席か打ってるんだけどそのときは落語には興味がない組の者の前だから逆に気楽にやれたってのがあるんだけど今回は違う、金払って落語を見にきた、落語を愛する大阪人を相手にしての一席だからね、ただでさえそれが重圧なのに師匠からの一言もいつにも増して重圧になっているという。

しかも今回はしららの中座昇進披露なもんで、わりと大きめな催しにおいての前座にいきなり抜擢されたってのもあるかな。

なので悪夢は見るわ身近な関係者はおろか、しららからの客は食い物だと思えば楽になるってアドバイスも逆に食べ物に心無い表情が浮かぶわって落語的な展開もあってかなかなかにおもしろい。

それくらいまめだには心の余裕がなくなっていることをあらわしている。

いやあの威勢の良さはどこ言ったのってくらいネガティブシンキングに陥っていたな。

しかしそんなまめだが居酒屋の屋台の酔っ払いの話を盗み聞きしてこの境地の打開に訪れたのがしららの実父、らくだのもとってほんとにおもしろい二面性を持ってる。

猛毒をもって毒を制しようとするとかフツーの人間は考え付かんぞ、これくらい度胸はあるのに客の視線はめちゃ気になるっちゅうのはやはり若い芸人だよな。

らくだ、組長らしく鋭い目つきと乱暴な発言をしてるとはいえまめだに熱い助言をして去っていくとかいいお父さんやってるんじゃねえかよ、これがまめだに対する信頼ってやつだよ。

客も別にヘタクソな落語家をけちょんけちょんにバカにするためにきてるんじゃないんだよ、もちろんさすがに実力が伸びない落語家は見限るけれど、前座で初高座の落語家がいきなりうまくいくわけがないのなんてそんなことは百も承知で来てるんだよな、そういうことだよまめだ。

いうなれば新進気鋭の若い落語家がいっぱしのになり実力をメキメキと伸ばしていくその成長を見に来てる。

しららも師匠もやはりそんなことは分かりきってる、何人も前座が失敗してるのを見てるし自分も前座時代は何回も失敗を繰り返してきてるだろう、だからこそあなたの荒々しい落語家としての成長が見たいって感じで厳しくもあり優しくもある稽古をつけてるのである。

ひとりネガティブシンキングに陥ってしまったまめだに師匠からあなたを信頼してるから失敗なんてなんぼでもせえ、骨は自分達で拾うさかい、みたいな話へとつなげていく流れが見事だったね。

なかなか心強い一言をもらったじゃないまめだ。

らくだの前での泣きの勝利といったところだろう。

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