うちの師匠はしっぽがない8話感想:まともな人間は芸人なんてできへん

2022年秋アニメ



うちの師匠はしっぽがない第8話「正気やったら芸人やってへんねん」感想


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第8話感想

雪の降る朝まめだが見かけた裸にふんどし姿の男、彼はしららの師匠、椿白團治であり、なんと落語で客を笑かすことに長けてる一方で軍人の痴情のもつれなるブラックジョークなネタにより政治犯として捕まり投獄され出所したばかりなあげく、方々への多額の借金を抱え取り立てが毎日大量に訪れていた。

高座復帰早々白團治は学ばせてもらいますと前座として一席打つも途中でらくだら借金取りに乱入され捕まってしまう。

どこかに連れていかれそうになる白團治を見て思わずまめだは彼の借金は自分が返すと言ってしまうも返すあてはなく、文狐とふたりで借金取りを追い払う。

白團治はそのまま船に乗せられ売り飛ばされそうになったが自力で泳いで帰ってきた、さらに文狐からは「寄席で一席打った方が金になる」とらくだに歌舞伎座をぎっしりと埋める様子を目の当たりにさせた。

わかった、阿倍野にある四天王寺って上方落語のかつての四天王をまつった寺やったんやな!(絶対に違う)

なにやら上方落語には四天王って呼ばれてるのがいるらしいじゃないか、文狐、白團治、ほかふたりと…

白團治は落語の腕は高く、実力者として市民から認められていても私生活はどっかをほっつき歩いてはツケ残して帰ってくる自堕落そのもの。

すでに5年10年返してない借金がある…利子つけたらどれくらいの金額になるんでっしゃろ。

昔のヤミ金利であるトイチとしたら莫大な金額に膨れ上がってないか?

芸人にはそれこそ金遣い荒い人間も多いからな…とにかく世間が言うまともじゃないってことよ。

お弟子さん、あなたが豚箱ぶち込まれてる間に中座に昇進してまっせ!

兄さん兄さん、お弟子さんの昇進興行にいてないってそれ情けないと思わんか?

なんだかんだぶつくさ言いながら師匠が帰ってきたことを喜ぶしららと、弟子のためならふんどしいっちょでどうにか冷たい海を泳いで帰ってくる師匠っちゅうこの荒々しい関係性もまた師弟愛よな。

厳しくしきたりを教えつつもなにかと弟子のことを気にかける、客がみな気持ちよく帰っていくのはそんな白團治の人当たりの良さも一因か。

上岡龍太郎っちゅう元芸人、元タレント(現在は引退)が30年前、まだタレントやってたときにパペポTVっちゅう関西ローカルの番組で芸人について話していたのを思い出した。

こう見るとやはり落語家っていうか芸人全般そうなんだけど、今も昔もどっか頭のネジが何本も抜けてるようなだらしないというかろくでなしというか人でなしというか、会社員になれないけれどアウトローにもなれないはみ出しもんがなる職業であることが分かる。

確かに芸人というか芸能界は正気やないんですよ、戦後すぐの芸能界はヒ○ポン(クスリ)が蔓延してたもんで国会でも問題視されてたからな、これは手軽な快楽を求めた一般市民も同じか。

でも元会社員の芸人けっこう多いんだけどな、ますおかの増田も元会社員だっけか、だいたいみんなすぐに辞めてるけれどね。

たぶん芸人素質があることに気づかなくとも、彼らは先に肌感覚で会社員、サラリーマンは自分の生き方とはなんか違うと感じ取っていたのではないかと思われる。

学校でもみんなまわりから浮いていたでしょうからね、芸人で学生時代まともだった人間どれくらいいるんだろうな、ハマタや今田耕司はある意味でものすんごい高校に通っていたっていうからね。

それはさておき、今回の落語要素はどこだろ、まめだと仙狐があの手この手で借金取りを追い払うところかなあ、落語では鉄板ネタだからね。

病気で苦しんでる演技したり障子の向こうで色香で惑わせたり(実際は将棋倒ししてた)クイズ出させて景品をごまかしたり…頭の回転の速さであの手この手の奇策を思いつくってやつね、ここはコミカルにアレンジされてる。

なんの義理も何もない(一応弟子のしららに世話にはなっているが)師匠のなんぼ溜まってるのかわからん借金を自分が払ってやるなんて言う前座も相当にぶっ飛んでると思うけどね。

オチもなかなか良かったね、落語家なんだからマグロ漁船じゃなくて落語で返さしんしゃい!ってオチも。

…まああの借金、落語で返せなかった借金なんだけどな!!

師匠に入門した直後の仙狐の姿も描かれていたけれど全然顔つき違うじゃない、というかロリ仙狐!?芸歴意外と長いのか。

ならば彼女もやはり落語会の風習を知り、厳しく教えられるとともにどんどん丸くなっていったパターンだろうか。

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