スローループ第5話「また一緒に」感想
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第5話感想
人見知りだったひよりがついに二葉に「友達になろう」と自ら持ちかける貴重なシーンがあったね。
今回の後半で釣果のアジとカサゴを使ってパーティーをした家も実はひよりと小春の家だったし、パーティー中もひよりは後ろに引っ込んでいることはなかったし、それは知ってる人物が勢揃いしているだけなのかもしれないが、それでも呼び鈴に応対する様子も描かれていたしある程度は人見知りを克服しているだろうか。
前回から時折出てきている「男の趣味を女がやるのはおかしい」なる言葉についてをあらためていまさらながら考えてみる。
まあこの発言をしているのは小学生である点を加味しても…
じゃああなた方の言う「女性らしい趣味」ってなに??
「釣り」「ゴルフ」「キャンプ」「登山」とおっさん趣味と世間では呼ばれてるアウトドア系の趣味をJKがたしなむ作品がこのところアニメでもヒットしているけれども(ゴルフのやつはパイロット版だけだったが)、結局のところおっさん趣味とはおっさんの割合が多い趣味ってだけであるから、その趣味をJKがはじめただけでなぜに奇妙な目で見られるのかそこがなぞなぜ不思議。
しかも趣味を始めるにあたってはそこらのファッション感覚ではなくなけなしのお金からガッチガチな装備や機材を本格的にこしらえているんだから本気度がまるで違うわけよ。
JKではないがお酒が好きな女性も知ってるしな。
趣味なんて老若男女門戸が常に解放されているから始めるのもやめるのもその人の自由にまかせてしまっていいんだよ。
だから高校生が釣りをしたっていいんだよ。
われわれが釣りを含めたアウトドア系の趣味をおっさんの趣味でまとめてしまってるのがいけないのかもなこれ。
ならば女性らしい趣味ってなに、Instagramとtiktok(しかもだいたい身内に向けてしか使ってない)か?あとはジャニーズやBTSへのお布施か?なんだかそれはそれで好奇心がなくて、みんなやってる人気のアプリ、みんな話題にしてる人気のグループ、だから自分も話題に参加できないと時代遅れになってしまうって感じがしてそれはそれでうら寂しいんだが。
それともこの手のアウトドア系の趣味は初期費用が10万円単位でかかるから手が出せないってやつか?
いやお金の問題ではないだろう、人間のもつ価値観の話しになってくるから。
とはいえ小学生のうちから
「まわりと同じでないと嫌われる」と教えられる、その「まわりと同じ」なかにはなんと父親の職業も含まれていて自営でなにか専門的な店を営んでるようならそれだけで浮いていると感じさせられてしまう現代日本の学校教育はやはりおかしいと思うんだけどね。
なぜなら現代においては好かれる嫌われるを気にせずにまわりとは違ったことをしてる人間からまっさきに幸福になっているわけだから。
まだこのへんは小学生にとっては難しい話しになるのかなあ、それでも小学生のころから何らかの趣味を極めている人間も多数いるから関係ない気がする。
とくに小学生の子供の考えなんて先生、あるいは家でいつも一緒にいる時間が長い母親の趣味に対する考え方に左右されるでしょうからね。
それでも父親に影響され、先立たれたあともずっとひとり釣りを続けていたけれど最近は友達も誘って釣りをすることの楽しさを見いだせた少女と家業の影響で自分も釣りはできるんだけどまわりから嫌われたくないから釣りをしなくなってしまい男の趣味をすることに疑問まで抱くようになったが、本心ではは釣りを楽しみたいと思っていて目の前にその願望を実現している少女と出会えた少女にはなにかシンパシーをビビっと感じたよね。
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