SPY×FAMILY第9話「【MISSION:9】ラブラブを見せつけよ」感想
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第9話感想
ユーリのロッカーすごいことになってたよな、扉の内側にヨルの写真をビッシリ貼り付けていたって言うんだから。
しかしヨルに今ここでロイドとキスしろと命じいざキスしそうになったらやっぱやめろと飛び込みあげく盗聴器はロイドとの営みの声を聞きたくないから仕掛けたくないってユーリ、本当にお姉ちゃん子というかシスコンなのが分かるよ。
弟が秘密警察だと分かると二重スパイを疑いミッションの続行のために自分が秘密警察に変装してでもヨルの身辺調査を行うロイドはまさに合理的な考えを持つスパイだった。
でも最終的にヨルは秘密警察とはなんら繋がりのないシロだろうと分かると盗聴器をきれいさっぱりゴミとして捨てるあたり本当は人間味あふれるお方であることがよく分かる。
盗聴器の取り付けから取り外しまでの一連の動きをセリフで語らないのがいいよな、近ごろは全てをセリフで語る作品が多くてつまらん、独白だらけのラノベじゃないんだから…
そのヨルは弟と2人で暮らしていたことや殺し屋家業をしてきたこともあってか男性経験は皆無だった。
なので男性とキスすることすら実際は抵抗感があり酔って記憶を飛ばさないと顔を近づけることすらままならない…早い話がそっちの方についてはそこらの近所にいるませた中学生の方が経験あるんじゃないかってくらいウブだった。
つまりはヨルは旦那子持ちの××っちゅうパワーワードが爆誕。
でもウブなのに背中があいた服は着れるんだ…
あ、つまりは殺しのターゲットのふところに飛び込むためにカラダ、色気で近づくってことはできないのか…だから殺しの手法も私は殺し屋ですって言わんばかりの真正面から飛び込むことしかできないのね。
なるほど、ヨルは峰不二子にはなれない、と。
峰不二子は正確に言うと殺し屋ではないけどお宝を盗む目的で男に近づくために色気を使うこともあるからね。
そら実際問題色目使えない男と×××できないハニトラできないんじゃ二重スパイにはなれんわな。
なるほど、そんな境遇だったために親子とは、家族とは夫婦とはどう言うものなのか?ってのにあまりピンとこぬままいきなり妻役をやることになったもんでずっとキス一つでさえロイドとの距離感に悩んでしまっていた、と。
しかしまあすごい図式よな、ターゲットに近づくために女性の心理を知りときには恋人関係になることもあったであろうロイドがヨルの緊張感をほぐしにかかっているっていうんだから。
たしかに外では並んで歩いてるどっかのよその夫婦が実は家庭では一言も会話をせずにギスギスしてる仮面夫婦である、ニセの夫婦であるなんてなんも知らない人間が見たところでわからんものなのよね。
その一方で子どもがいるからと理想の夫婦を演じようとしてもそんなん自分が精神的に疲れるだけなのも確か。
実際のところは理想と現実の間で長い時間かけていろいろと手探りで探していくしかないのよね。
とはいえ女性の心理を知りつくしていないと言葉をかけられないのも確かなんだよな。
チンパンみたいな知能で女性のことを考えようともしないDQN男性にいろいろ言われたところでそんなん説得力皆無だからね。
(そもそも知らないから言えない)
やっぱりヨルとロイドの距離感をアーニャの非常にかんたんな評価と表情、あとはふたりの笑みでヨルが悩んでるときと解決後を比較するかのように見せてくるのが秀逸だったね。
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