SPY×FAMILY第21話「【MISSION:21】〈夜帷(とばり)〉/はじめての嫉妬」感想
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第21話感想
〈夜帷(とばり)〉
ロイドの病院で働く事務の女性、フィオナも諜報機関「WISE」の構成員でコードネームは「夜帷」、だが彼女はオペレーション梟(ストリクス)が遅れていることにいらだち、一家のもとに訪れ夫人役を自分と交代させるように提案してきたがそれはフィオナがロイド激ラブだからであり、アーニャが今の家族がいいと演技をしたことで彼女は一旦は退却していった。
フィオナ役あやねるだった、DIYのくれいもそうだけど最近は声の低い演技をすることが増えてきたね。
さて、夜帷ことフィオナ、なかなかいいキャラクターしてるじゃないの、ヨル・フォージャーのライバル役に「夜帷」っちゅうコードネームが付けられてるのもそうだけど、ロイドと会話しながらアイコンタクトで心理の読み合いするだけでなく思考のラストが「私と変われ」になってきた、スパイ同士というだけあってすごいメンツが揃ったもんだなこれな。
ちょっとフィオナのロイドとの夫婦の妄想は暴走気味だけどね、それくらいこのオペレーションストリクスに真剣に取り組もうとしてるってことなんだけど、恋の暴走女にあやねる配役はラブコメものだと五等分の四葉やカノジョも彼女のさきさきがそうか。
見てほしいのはどちらかというとロイドかなあ、フィオナからの目での脅迫をひらりとかわしいまのアーニャとヨルと作る家族をとても大事にしてるってところよ。
わりと合理的なところがあるロイドがそう言ってるんだから現状割って入る余地はないんだよ!
犬の散歩は親子の絆を深めたり外の情報を得たりできるからこの作戦に絶対に必要なんだよフィオナさんよお!
他人の気持ちが読めるアーニャにはなにを想ってるのかダダ漏れだけど他の人には至ってクールな身のこなしをして完璧な女性アピールをするフィオナ、殺しの方ではなく日常の方のスペックはヨルよりも強いんだけどいかんせん愛情がなかった…
アーニャのまわりの気持ちを先回りしたひとり棒読み演技はもはや鉄板だったね。
フィオナには3人の笑顔は作り物に見えるのかもしれないがあの団らんタイム中のあたたかい笑顔は決して作り物ではない、本物だ、いろいろとスパイの心得を教えられたとはいえ、つくりものの一家とはいえ、あのほのぼのとした笑顔を生み出せない時点で完全にヨルに負けてたね。
ヨルは料理はアカン面はあるけれど、それ以外は母親として家族のことを大事に想える、パーフェクトな女性だった。
フィオナのロイドにガチ恋する往生際が悪いところを決して外面には見せないところはそれはそれでパーフェクトだった。
はじめての嫉妬
エンディング後の短い本編、嫉妬したのはボンド、お前かよ!
アーニャがボンドと見てたアニメでペンギンさんが殉職しちゃったからこの日はペンギンのぬいぐるみを抱いて眠りについたんだけど、それを見たボンドが嫉妬でぬいぐるみを壊しちゃったもんだから嫌いだと言われてしまった、ぬいぐるみは縫い合わせたので縫合痕がふらんけんしゅたいんになってしまう一方、ボンドは泣きつかれたアーニャに大好物のピーナッツをプレゼントしたので修復できた。
国際関係もピーナッツ一袋で簡単に単純に平和条約が調印できればいいけどね、東西冷戦もそうだけど現実的にそれができないのが国家なのよってのを思わせてくれた一話。
現在進行中の隣同士のあそことあそこだけでなく起きそうな雰囲気が漂ってるあそことあそこ、南と北、北と米、中と台、あそことあそこ(多分10組ぐらいある)と戦争の火種はそこかしこに落っこちているのが現状だからね。
傷だらけになっちゃったペンギンさんのことを戦いの傷は名誉の勲章だってアーニャに言うロイドに父親というよりも男を見たよね。
新しいのではなく愛着を持ってるこのペンギンさんをずっと使いたいってアーニャの叫びも完璧だった、いまモノに愛着を持ってる人間少ないからな…画面が割れたままの10万円以上はするスマホ、どこに入れていたのかしわくちゃのコンビニ払いの請求書、レシートでパンパンになってるボロボロのサイフ、ものをぞんざいに扱う人間はこういうところに出てきてる、だからお金が貯まらない。
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