サマータイムレンダ第22話「帰還」感想
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第22話感想
どちらも花江夏樹ボイスなもんだからもう完全に慎平の影の方の口ぶりが竈門炭治郎になってたよな、違うのは敵か主人公かってだけでさ。
さて、今回は見事に海中を漂っていた潮の影を復活させた慎平がシデの目の前で拳銃自殺してループして窓や朱鷺子、澪の影、根津が待機してたヒルコ洞にワープする速攻っぷりを見せつけてじわじわシデとハイネを追い詰めていくも、最後の最後で潮の影が攻めきれないために形勢逆転されそうになってしまう。
慎平、思惑通りに潮の影を生き返らせた直後に秒でヒルコ洞に行くためだけに拳銃で死ぬってすごくぜいたくなループの仕方してたよね。
あとはなに、ギルことギルデンスターン(朱鷺子が使役してる二体の影の片方)の体内にいれば腕についたハイネの手形が機能せず居場所が知られないから自由自在に移動ができる、向こうが気づいた時には目的が達成されているってどんな仕様を後出しジャンケン的に隠し持っているというんだよ。
まあ基本的にフィクション作品におけるピンチの打開策はどこをどう解釈したらそないなんねんって例外処理だらけの後出しジャンケンなんだけどね。
ああ…戦いの最後の最後で潮の影(が持ってる記憶の中にいる潮)にかけられた小学校のときのあの恩師の言葉ってのが決断に迷いを生じさせてしまったのか…それまではいいところまでいってうまく詰めていってたのに。
小学校の恩師の言葉は深くて重い、しかも潮は小学校のときいじられまくって苦悩していただけになおさら重い。
こちらはもうオッサンだしすでに教師の名言なんて記憶から全て抜け落ちてるから思い出したくても全然思い出せないけれど、JKくらいの年齢だと覚えてるものだから。
将棋で言うならば、うまく詰みの一手を指してるときに相手が詰みを回避する手を一瞬見つけたもんだから攻め切れなくなってしまうA級になりきれない棋士みたいなことになってた。
まだまだ慎平たちは藤井聡太にはなれなかったよ…いや、この場合、彼の読みの深さが変態すぎるだけで、潮の影や慎平の失敗を糧に状況を打破していく攻め方もうまく整っていたけどさ。
さあラスボス戦もおそらく中盤、潮の影の一瞬の迷いによりシデ側が慎平側か、どちらが大局観的に優勢なのかわからなくなってきたよ。
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