サマータイムレンダ第23話「常夜」感想
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第23話感想
ちょっとまってなにこの超展開。
ハイネをゴミとののしる本性を表したシデにより観測者の右目を持つ慎平と潮の影が影の世界に連れて行かれたかと思ったらこの世界は昭和20年で時が止まっていて、シデがB29の編隊に乗ってガハハハハと米軍兵士よろしくさっそうとあらわれたもんで寝ぼけまなこの私の理解をゆうにこえてたもんだから眠気もさめなかった。
RPGの最終盤みたいな展開になってた。
この作品RPGじゃなくてそもそもは潮の死の真相と故郷の島にまつわる影病について謎解きすることが目的だったのに・・・
単独で影の世界に行こうとする潮の影に自分も行くと強情張るなんて男らしいじゃないか慎平。
ハイネが人見知りの少女になったとはいえ味方になってくれたのはいいよ、最終決戦を前に敵だった人物が味方に寝返るのはよくある展開だから、ただし戦力になるのかどうかは不明、戦えなさそう。
シデぇ、お前の登場シーン、空襲警報とともに多数のB29を引き連れて雲間から現れるそんなナニコレ珍百景みたいな描写でびっくりして顔がひきつってしまったわ。
B29は想定してなかったわ…ちなみにこの乗ってってのは、操縦してって意味ではなく文字通り機体の上に乗っている。
そして和歌山に大空襲があったのも史実で、1945/7/9の深夜のことなんだけど、このときに実際に「敵爆撃機、約250機、5群に分かれて紀伊水道を北上。淡路島上空で旋回し、1群は南東方面に向かった、和歌山市の皆さん、ご健闘をお祈りいたします」とラジオで報じられていたようである。
投下されたM69焼夷弾も親爆弾のベルトが一定高度で外れて子爆弾に分離、ストリーマー(ヒラヒラしたリボンの部分)に火がつけられ地上にて爆炎が炸裂するさまも生々しいったらありゃしない、ある意味資料映像になるぞこれ。
ここからシデとの最終決戦か、これまでの戦いを見るに、明らかに慎平たちに勝ち目なさすぎなんだが。
それでいてシデの本体は実世界にいるっていうんだろ?ものすごい余裕っぷりを見せつけてくれているじゃないか。
影は常夜では死なないと言うがハイネも味方になったら圧倒的に弱体化しちゃったしな、まあもともとシデに使われるまでは彼女はか弱い少女だったから分裂したことにより本来の人格に戻ったといった方がいいかな。
回復薬ってそういえば17話で澪からもらってたね、部屋に落ちてた生前の潮の髪の毛のデータを用いて身体を修復させる・・・髪の毛数本からでもDNA配列で影は復活できるのだ。
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