スーパーカブ第8話「椎の場所」感想
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第8話感想
今回は秋も深まり山間の田舎では寒さも一段とキツくなり、昼飯を食べる場所に悩み始めた小熊と礼子が文化祭の件もあって椎の家がやってる店に呼ばれ、さっそくその日の放課後にふたりは椎に案内されてお店へと案内されるエピソード。
この店は礼子も通学中に立ち寄ってはパンを購入しているところで、二人は椎が貯金をはたいて中古で買ったエスプレッソマシンで作ったコーヒーと父親のアメリカンコーヒーをシェアして飲んでいく。
カブの冬支度も考えたい小熊は某中古屋にてなぜかお弁当箱を購入、と礼子のスマホを使い手が出せるハンドルカバーを通販で注文。
礼子はおじいちゃんのカブみたいだと嫌がっていたが結局は後日小熊と同じものを注文、再び椎のお店に向かって行く。
だが椎は無理矢理二人を帰そうとした…だが、父親はラントブロートを試食させようとする。
その話に乗った礼子、そこに一台のアメリカーンなトラックが帰ってきた。
運転していたのは女性で、しかもなんと椎の母親だという、実は椎は母親を紹介するのを恥ずかしがっていたのだ。
お店を堪能した二人は帰っていったのであった。
またどこぞのつまらない野郎どもが2話前の修学旅行における法令違反(免許取得して1年経過しないと二人乗りできない)をえんえんと指摘して騒いでるな…
そんな話はおいといて、今回はブラボーとすっくと立ち上がって拍手する外国人のgifを貼り付けたい。
放課後、後ろからカブが2台来てるもんだから自転車を必死に漕いでる椎ちゃんかわいい。
ある意味では煽り運転。
オープニングのアレンジBGMがカフェでかかるなんて最高じゃありませんか。
放課後に礼子と赴いた中古品の生活雑貨を取り扱ってる店でひとり脇目も振らずにモデルガンを眺めていたり、小熊が本来の目的(バイク乗るときの防寒具)とは違う保温もできるお弁当箱をなかば誘導される形で買ったら礼子が「小熊さ〜ん」ってマウント取ってきたり、かと思えば礼子は小熊がその後に買った、おじいちゃんカブになると嫌がっていたハンドルカバーと同じものを買いお揃いにしてるすっかりいい相方になってる図式が良かった。
椎の店でも帰ってと言われたから帰るとドライな小熊に対して礼子は帰ろうとする小熊を止めてまで椎パパンのパンを試食しようとしたりなにかと積極的だったからね。
今回は礼子がほんといい立ち回りをしてた。
とりわけいいものが見つからなかったからと礼子のスマホを貸せっていってハンドルカバーを買っちゃう小熊も順調に燃え上がってるわけでして。
でもなんぼクラスメイトの店とはいえどもただでコーヒーを飲むなんて言わずにちゃんとお金払ヴァンパイアそぶりは見せようぜ礼子、椎パパンがご厚意にしてくれるとはいえ。
そんな椎の店は無国籍、椎の自転車はイギリス、店の名前はフランス、店内のベーカリーはドイツ、カフェはアメリカ、そして礼子と小熊の乗り物は日本。
パパンは会社員時代相当なやり手だったらしい、この歳にしてもう脱サラで田舎で細々と商売してるってことはいわゆるアーリーリタイアってやつか、たらふく溜め込んだ資産を取り崩しつつも山の中にありながら家族が飯食えてるんだからけっこう商売はうまい方だと思うんだよな。
椎のママンは金髪で赤いワンピースと多分40代後半な年齢には似合わない見てくれでも実は純日本人、原作小説では大柄らしいけれどマンガ版に合わせてあるためかかなり小柄。
アメ車乗り回す姿は椎にとっては衝撃的すぎるのか紹介するのを恥ずかしがっていたけれどうん、あれはなんというか言っちゃ悪いが椎の母はアメリカーンにかぶれすぎっちゃかぶれすぎだ。
年頃のJKならとてもじゃないけれどあの金髪の女性が私の母ですなんて言えないよ。
だがあそこまで極端にしないとカフェの内装がアメリカーンな理由づけが薄まってしまうのもまた事実、それはまるで弾きたてのブラックコーヒーのよう。
椎の父親もひげを濃く描かれてるし、無国籍というからには椎の両親もハーフ顔に間違われるくらいには彫りが深く顔が濃ければよかったのにな…だとすると椎も遺伝で濃い顔にならないといけないから作風に合わないかしら。
ところで、みんな苦いからと忌避しないでブラックコーヒーをもっと飲んでくれよ…って思わずにはいられない。
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