スーパーカブ第12話感想:これじゃまるで水曜○うでしょうじゃない!

2021年春アニメ



スーパーカブ第12話「スーパーカブ」感想


前回の感想

スーパーカブ第11話感想:小熊最狂回&マイペース礼子
スーパーカブ第11話「遅い春」感想前回の感想第11話感想今回は夜、雪の積もる猫道を愛用の自転車で走っていたら崖下の川に落ちてしまい動けなくなってしまったために小熊が助けに行くことになり、水溜...

第12話感想

今回はガケから落ちて冷たい川に落ちてしまった椎ちゃんを救出し、春になることを望む椎ちゃんに鹿児島で桜が開花したとの報道を耳にした小熊たちがすぐさま桜を見に行く計画を立て、わずか2日後の早朝、鹿児島に向けて自宅を出発したエピソード。

椎ちゃんは礼子のハンターカブの後ろに座り、荷物は最低限、宿は安いビジネスホテル、道程は行きあたりばったり、椎ちゃんの両親に挨拶を済ませて出発した3人はときおりカブを止めて入念な点検をしつつまずは西進、長野県の富士見町、塩尻から中山道を経由して名古屋市の堀田(ほりた)から国道1号線に入り三重県の桑名、そして滋賀県に入り東近江へとひたすらに移動し、まずは琵琶湖湖畔の宿へ一泊。

翌日も朝から日本海沿いに福井県の敦賀、京都府の舞鶴、兵庫県をとおって鳥取、そして島根県の境港の漁港に立ち寄り民宿に一泊。

3日めは宍道湖を見下ろし山口県の萩、そして関門海峡トンネルをもぐり(小熊のカブも排気量52ccなのでトンネルを渡れる)九州に上陸、福岡市内のネットカフェに宿泊し4日めは九州をひたすら南下して大隅半島の最南端にある佐多岬へ到着、ようやく満開になった桜を目にすることができた。

その後数日かけて住まいの北杜へと帰るとすっかり桜が咲いていた、数日後、椎ちゃんは免許を取って新古車のリトルカブを購入し、すっかり3人でカブに乗って出かけるようになっていたのであった。

桜前線を見るためにカブで大移動するってことであの某有名ローカルバラエティ番組が連想されるつくり、個人的にもそちらが頭に入ってしまう。

なんだかあなたがた、もはやスーパーカブをこれさえあれば何もなくても何でもできるオールマイティーなチート乗り物というよりも、3人だけが信仰しているスーパーカブ教といえばいいのかな、そんな宗教の教祖様として崇めていませんかね、我々は彼女たちを北杜にいるローカルのスバリスト(スバルの車の熱狂的愛好家)みたいな感じで見ればいいんだろうか。

そんなスーパーカブ教にむりくり費用を捻出する形で3人目が入信してきてたからな、礼子のカブの後ろにまたがったことで1000km以上走っても問題が起きなかったカブの楽しさを半ば煽られるかたちで借金をしてまで買っていたあたり、どうでも欲しい、なにがなんでも欲しい、絶対に欲しい、小熊たちと走りたいから欲しい、欲しいったら欲しい、そんな境地に至ってしまったか。

これがよく見る布教ってやつなんだ。

Googleマップで手軽に世界中の道路が見られるようになったスマホ全盛期において小熊は依然としてガラケーを使ってるってのもあってか地図は紙を使うのがどうにも精神年齢がおっさん臭くて逆にいいな。

「私を春にしてください」って椎ちゃんの涙ひとつでカブで3人の田舎JKが北杜から鹿児島の佐多岬に本当に行っちゃう、青春18きっぱーもマイル修行僧も推しのアイドルを追っかけて全国のライブを移動して回る人間もビックリなことしてた。

道中、わざわざ山陽エリア(岡山、広島をはじめとする瀬戸内海沿い)ではなく山陰エリア(日本海沿い)をひたすらに経由していたんだけれども数日間かけてあれだけの長距離移動をしてあなたがたよく疲れないな、例の2人でさえ某企画において「お尻がランブータン」なんて愚痴っていたのに、特別な訓練でもやっているのか?って感じで見てた。

まあなにごともチャレンジする精神はこの世の中非常に大切なんだけれども、椎ちゃんの両親が役立つであろう品(日持ちする黒パン)を渡して優しく3人の出発を見届けるあたりが実に現代、これが昭和だったら頭ごなしに否定されてそのままお説教タイム突入なのは間違いないからな、ドラえもんでもたびたびママがのび太にお説教するシーンを見かけたっけね。

某バラエティー番組のディレクター陣もおっかなびっくりな行程での移動を無理矢理にでも本当にやってのけちゃうあたりが10代の若さなんだろう、もし30~40代のオッサンがこれやると体力が低下しているから移動距離は短くなってメシより宿優先になるし、帰ったら数日は筋肉痛がひどくて動けないからな。

そういえば気になったんだけれども、お金ないお金ないって言ってた小熊のカブの燃料費とビジホ宿泊料金は誰が出した、彼女は普段学校での昼メシはレトルトパウチを温めずにそのまま冷めてるごはんにかけて食べてる子だぞ?

わりとちゅうちょなく旅費を捻出しているあたり、アニメでは描写が一切ないけれど裏では何らかのバイトしてたりするのだろうか。

とはいえ、宿のグレードがどんどん下がってたけどな、ビジネスホテルに泊まったと思ったら3日目はなんとネカフェですよ。

やはり親がそれなりにお金持ってる礼子と椎ちゃんのおんぶにだっこかな?

そんな足掛け4日の長旅をわずか1話で描き切ることの意味だよ、某番組なら全8夜くらいに分ける距離だ、制作側の構成の都合っていったらそれまでかもしれないがそんな結論と決めつけてしまうとクソつまらないので考えてみることにする。

そもそも今回の旅の目的地は自前のカブにて鹿児島県に行き桜前線を捕獲すること、その大きな目的ありきの旅なのでえらい勢いでダイジェストになるくらいにはバッサリ省かれていたように旅程はそんなに重要視してないんだろう。

ルートの選び方もこことここを経由したい、ってな明確なものがあるわけでもなく地図を見てこっちが良さそうとなんとなくで選びました、って程度だしね。

なんだか簡単に答えが出てきてしまった。

そしてお金はないけれどみんないろいろ物をくれるから意外とどうにかなっちゃいましたてへぺろ⭐︎みたいな。

とうとう終わってしまったわけだけど、思い切ってカブを買ったのが縁で礼子と出会ってからの小熊、どんどん変わっていったなーって印象、出会った人が郵政カブをチューニングしてるガチな趣味者だったから自分もその人のようなガチな方になってしまいました、そんな感じ。

カメラで言うと5万円くらいの中古の入門一眼レフを買ってみたら、ハイアマチュア機を使ってる友人ができて、あれこれ教わってるうちに入門機では満足できなくなってお金貯めて自分もはいアマチュア機買っちゃいました⭐︎ってなやつ。

宮崎あおいがCMやってる機材のキットレンズでは満足しない、換算50mmの単焦点レンズが欲しい、夜景撮りたいから三脚欲しい、PLフィルター、NDフィルター、ストロボ、望遠ズーム…と買っちゃうタイプの。

何者かになりたい者が世間ではオタクがウケてるからとオタクになるためにアニメを早回しで大量に見るだけ見て付け焼き刃にもならない程度の知識しか持たない人間とはまるで違う(彼らはレイトマジョリティあたりかな、周りで流行っているものに乗らないと取り残されてしまうって理由で流行りに乗る、後期追従者ってことね)。

何が違うって好奇心の差よ、オタクってのはもともと持ち合わせている好奇心の高さからアレもコレも興味本位で手を出し、そして失敗できる人物、アニメの場合、世間では全く受けなかったが自分の中では大ウケした、どハマりした作品なんてのも無数に存在するし、それ以外でも思い切って新しいことに手を伸ばすこともできる。

何者でもない者がすっかりどハマりするまでの流れってのは小熊のほうがよりリアルに近い。

むしろ今までないないづくしの小熊だったからこそカブにどハマりしてしまったと言っても過言ではないだろう、なんでも買い揃えられてきた子がなにかにどハマりすることはできない。

前クールにやってたゆるキャンみたいな作風を想像してたら全然違った、ゆるゆるな雰囲気じゃなかった、もうカブがないと私この先生きていけない、みたいなもっとハードなやつだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました