大正オトメ御伽話第8話「珠彦 学校ヘ」感想
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第8話感想
「こんに千葉新聞」から漂う大正時代らしくなさ。
そして白鳥ことりの歌の歌詞が「ソラシド空へ羽ばたく小鳥」だからいまになってソラシドエアの宣伝の歌にしか聞こえなくなってしまった、ソラシドエアさんタイアップいかがでしょう。
右腕使えないから左腕でガタガタな絵を描いてるのに筆記体のサインだけはやたらと達筆な珠彦、どんだけお前はサインだけ練習してきたんだよって思えてならないな。
それはさておき、珠彦と夕月の築き上げたハーレムがいよいよ親類からの援助による高等学校への編入と友人ができるって展開で実を結んだ格好だ。
あの父親のことはほっとけ、彼はたぶん黒ヤギさんだろうから読まずに食べちゃったんだよきっと。
しかし珠彦を援助してくれる神戸の親類も白鳥ことりも兄もみんな揃いも揃って関西の都会育ちの人間である一方で在校生は志磨の悪評を知ってか知らずか全員空気扱いしてくるっちゅう居心地の悪い田舎の閉鎖感を示したこの皮肉。
神戸の親類が人格者でよかったよ、珠彦たちも引っ越しちゃいなさいよ。
それにしてもえらい都合よくできすぎた設定じゃないの?白鳥ことりの兄が同じタイミングで編入してきたって。
しかも志磨家の悪評が広まっていないであろう関西からやってきた人物っていうんだもの。
まあやっぱり同郷の人間だけでまとまって閉鎖的になりがちな公立学校の教室の空気を変えるのはいつの時代もよそからきた人間なんやなってのか分かるな。
珠彦のどこか周囲の人物に冷酷になっている目とは真逆で、白鳥策の見た目もさわやかな好青年でいつも朗らかなのは人相からにじみでてきているよ。
だとすると珠彦が友人ができないのはその冷たい目にも原因があるということになるがこのことは本人だけは気づかないだろうな。
とはいえ白鳥策がいないと珠彦の学校生活は絶望的なほどに最悪なことになっていたのは自己紹介の時点で確かなわけでして。
珠彦の絵はど下手くそかもしれんが必ず出てくる人物は笑っているってのは「夕月の笑顔が好き」って発言にもかかっているし、珠彦は夕月にはいつも笑顔で周囲を明るく灯すそんな人物になってほしいと願っているだろうし、実際私を含めた視聴者も畜生以外は彼女は泣かせたくないと思っているだろう。
これも白鳥がいなければ珠彦の絵を笑いながらも評価してくれる人物なんていなかったわけだからね、実際先生からは「真面目に描け」なんて言われているしな。
だから胸を痛ませながら夕月を泣かせたくないと学校生活についてウソをつく珠彦が本当に健気。
「そのウソを本当にすればええやん」という白鳥はなんだかギャルゲー(とき○モ)の友人ポジっぽくていいコンビになりそうな気がする。
実は白鳥策は編入直後から珠彦のことを何かと気にかけていたんだよな、だから彼も人格者であるといっていいだろう。
それにしても…白鳥策が描く白鳥ことりの顔、完全にヒ○ポン打ってイっちゃってたな、黒目どこについてんねん、口からあわぶく吹き出してないか、と心配になってしかたないよ。
まさかこの時代にはあまり馴染みのない英語の歌を歌ってるからイっちゃってると思ってしまっているのか??そんなことはないだろうが、あの絵を描いてる彼は普段どんなふうに彼女と接しているんだろうな。
ラストに白鳥ことりをわざわざ珠彦の家に連れてきてるってことは関係は良好なのはわかるんだけれども。
なんて言って紹介をしてくるんだろうね。
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