探偵はもう、死んでいる。第4話「その瞳に視えているもの」感想
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第4話感想
斎川唯の左目の正体と、第2話ラストに斎川唯が君塚と夏凪に接触した時点で実は彼女は犯人により脅迫を受けて動かされていた、ってな事実が明らかとなった回。
私たちが参加したいライブやコンサートはサイリウム振って、満員の観衆が合いの手を打つ、こういうコンサートなんだよ、声出し禁止とか拷問だろ、海外で先行事例あるからもうすぐ収容人数100%、声出しできるようになると思うけどさ。
事実としてわかったのはこんな感じ。
○犯行予告は斎川唯にしか出されてないよ、だから警察はコンサート中に起きる彼女の運命を君塚たちから通報されない限り知らないよ。
(コンサート会場での犯行予告じゃないから威力業務妨害で中止にはならないのかこれ?どうなんだろ?)
○実は斎川唯の左目こそ犯人が狙っているサファイアが埋め込まれた義眼で、透視ができるよ
(だから眼帯しててもずっと視野は広いよ、これは彼女のことをリハーサルまでずっと観察しててわかったよ、でも義眼なのに涙は出るよ)
○斎川家にずっと保管されているサファイアの宝石の存在は君塚と夏凪の意識をずっとそちらに向けさせるためのブラフ的存在だよ。
○犯人は斎川唯の襲撃と同時に自宅を爆破して、依頼された通りであれば地下をずっと見張っていただろう君塚と夏凪も殺害するつもりだったよ。
(でも君塚や夏凪も人間だから知能があることまで考えが至らなかったよ、アホだよね)
結局スペースは二兎を追うもの一兎も得ずをそのまま行ってたね。
斎川唯の左目を狙うだけなら犯人は通り魔的に襲撃すればいいから犯行予告を出す必要がないんだけど、わざわざ予告を出したのはこれ最終的に君塚と夏凪をおびき寄せるためだったんだな。
この事実が分かり、犯人と斎川唯は事前に接触していた、というか脅迫を受けていた、そのように結論づけた感じか。
とはいえ犯行予告があったことを警察に通報してまともに取り合ってくれないわけがない、予告があった時点で威力業務妨害や脅迫の犯罪だからな。
すぐさま警察は動くし芸能ニュースにもなるよ。
だからこれは斎川唯がスペースから脅迫されていて、目的が君塚と夏凪の殺害であることを隠していたウソのひとつってことになる。
一方でそれも含めてツッコミどころが多数あるんだよな。
君塚、警察をいつの間に動かしてた?
コンサート会場まで移動したタクシーの運転手も身内とのことだけどこちらもいつ手配した?
電話一本お任せください、とりわけ警察に内通してるとはいえ、彼らは街の便利屋じゃないぞ。
それと、君塚や夏凪、斎川からスペースって固有名詞が出てきたことあったか?とくに第3話では一度も聞いたことがないんだけど、唐突にこちらも聞いたことがない固有名詞出したらあかんよ?
あと、コンサートの規模のわりにザル警備なんだよな。
犯人どうやってコンサート会場に入り込めたんだよ、表は大量の観衆と警備員とスタッフでごった返してるから入れるはずがない。
裏口から入ったとしてもそちらはそちらでやはり大量のスタッフが動いてるから怪しいやつの存在に気づかないわけがない。
みんな最低賃金で働いてる学生のバイトってわけじゃないんだから。
リハーサルのときに彼女に接近してきた男は実は君塚が雇った男ということだが、彼女に近づいてきた男がいた事実があっただけでコンサートの開催の可否にも影響してこないか?
ここで可を選んだとしてもやはり警備の人数は増やすはずだしな。
そして犯人、なんぼ暗がりで万の観衆がステージに注目しているとはいえ単独で銃構えていられるなんて明らかに目立ちすぎだろ。
単独でいたらどう考えても警備に見つかるはずだしな、だからザル警備なのだ。
しかも左目を狙撃しようとしているが、左目は30億円のサファイアだろ?大事にしておくはずではないのか?
頭が悪いのか万の観衆の目の前で犯行に及んでたしな、いやいや、あまりにも目立ちすぎて逆に左目のサファイアを混乱に乗じたスキを見て奪うことなどできないよ。
どう考えても左目のサファイアが欲しかったら人気のない場所で襲い殺害するべきだ。
斎川唯の左目の秘密がどうこうよりも、なんだか一連の話の流れにツッコミどころしかない描写だったね。
ラスト、入れ替わり立ち替わりで新ヒロインが増えていくな、しかも今度の人物はシエスタを知っている人物ときたよ。
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