探偵はもう、死んでいる。第5話「それは一年後の未来へ向けた」感想
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第5話感想
君塚と生前のシエスタの過去回。
ついに君塚とシエスタの探偵要素そのものが必要なくなっちゃった、もともと探偵要素などなかったと言われればそれまでだけど。
なぜなら同じ話を異世界転生もののラノベでも作れるから。
だから見どころは冒頭のシエスタの水着シーンと会話の節々に見せる2人で暮らしたい、告白してきてほしい、っていう遠回しのお誘いの言葉だけだった。
シエスタが君塚の腹筋に指を伸ばしたとき、三大欲求が強い彼女なら水着を下ろしてかわいらしい局部を露出させるんじゃないかと思ってしまったよ。
ラスト、必死こいて君塚を探し求めてどこにいたのか分からないロボットをお借りして乗りこなすシエスタが一番の見せ場。
他の女に取られたくない、ましてや悪役
の側になんて、ってのがよく伝わってくる。
それはツッコミどころ的な意味でね。
どこにさらわれたのか検討もつかない君塚の居場所を見つけたのはいまどきの作品ならやはりスマホのGPS機能かな。
話を戻すと、会話の中に違和感があるからそいつはニセモノに違いない、なんて別に探偵でなくても判断できるしな。
襲われた外敵を目の前に油を漏らしたライターでカーペットに火をつけるのもこれも実際のところ探偵要素必要ない。
追っている相手がピンポイントでこちらにやってきてくれるなんてそれはそれで都合が良すぎるだろ、とも思ってしまう。
とはいえこうしないと君塚の巻き込まれ体質、改め、巻き込み体質を説明できないんだよな、彼がいる場所で事件が起きる、悪役が自然と誘引される、ホラ、ちょうどケルベロスが君塚を襲った日、満月の夜だったじゃない。
手錠を隠し持っていた特殊な工具でガチャガチャやって外したって展開には私はなんの反応もできなかったが七つ道具みたいなのを持ってるのは最低限の探偵要素か。
とともにこの作品の世界観がよくわからないことにもなってきた。
舞台は日本ではない、スマホがあるのに悪役が文字通り生物兵器を用いて国会議事堂の地下に拠点を構えて国を襲おうとしていて、正義役が特殊な薬液で嗅覚を失わせていた、でも1人の人間が乗り込んで操縦できるサイズのロボットがいる。
中世なのか現代なのかよくわからないよこれ…
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