探偵はもう、死んでいる。第9話「一生大事にします」感想
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第9話感想
シャル、お前いままでどこで何をしていたんだって言いたくなるくらい唐突に登場したな。
実際いままで何をやってたんだ彼女は。
そしてシエスタと君塚は敵の陣地にいようが誰もいないとお構いなしにイチャイチャしていくスタイル。
おかげでシエスタの探偵要素はもうすっかり消え失せてしまった。
推理でじわじわ敵の勢力を追い詰めていってたわけではなくあくまで敵勢力から招かれただかだから、主人公サイドが別に探偵じゃなくても描けるストーリーになってしまっていたのよね。
君塚はシエスタを世界で一番大事だと思っているのなら強がってないで彼女のことを一度くらいは抱きしめておきなさいよ。
イチャイチャしていたうえ、倒れていた彼女にいきなり人工呼吸しようとしていた人とは思えんよ。
シエスタは意図的に心臓を止められるのかよ、そっちも人外なんだよなあ。
その人間とは思えん性能持ちのシエスタは今回を持ってようやく正式退場か、シエスタファンの皆様には本当に申し訳ないけれどあまりにも過去編が長くてあくびしてしまったよ、まさか5話もやるとは思いもよらなかった。
シエスタと君塚の互いの信頼のことをご都合主義がどうとか言っていたが、個人的にはヘルとシエスタが決着をつけるときにめちゃくちゃタイミングよく地中からケルベロスが現れたことがご都合主義だと思っているよ。
なるほど、ここであの少女ともつながっていくのか、ホラ、1年前に誰かから心臓を移植してもらいその心臓のドナーとなった人物が会いたいと思っている人物(正体不明の人物X)に会いたいなんて依頼を君塚にして、無事に会えた後はドナーの遺志を継ぎ探偵になった子が一人いたじゃない。
つまりはその少女がどういうわけかSPESの人体実験に参加させられることとなり、実験の進行で防衛本能で生み出した人格がヘル。
ヘルはシエスタの心臓を奪い、のちにその心臓を移植してもらった。
その後彼女からはヘルの人格が消えたようで入れ替わる形でシエスタの人格が入り込んでくるようになった、ただし、ヘルの記憶は残ってはいるらしい。
ヘルは父親に愛されることを渇望していたがそれは本来の人格である少女も同じか。
父親に愛されなかったから生み出されたヘルの人格で世界を混沌に陥れたかったとかそんな理屈かしらね。
娘をSPESの人体実験に参加させるような父親なんてろくな人物ではないからな。
じゃあ今度謎になってくるのはその少女とアリシアの関係だよ、ここは後のエピソードで明らかになる感じかな。
おそらく、アリシアはSPESの中枢に近づきたかったヘルが少女のかわりに生み出した3人目の人格ってことになるんだろうけどな。
だから少女の人格は一度たりとも出てこなかったうえ、彼女の人格をアリシアの人格で上書きしていたわけよ。
なんだ、当作品は登場人物が推理するのではなく、視聴者に推理させていく作品なのか?
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