天才王子の赤字国家再生術第7話「昨日の敵は今日の」感想
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第7話感想
なんなんだこのおバカな展開は。
冒頭にあったフラーニャのお勉強シーンが設定や状況説明も兼ねた全ての前フリなのは分かるが登場人物みなおバカすぎて謎の笑いが浮かんでしまう。
まともな人間がフラーニャとゼノしかいなかったぞ、フラーニャは目立った活動をしてないからだけど、ゼノはゼノで実は正体は滅亡したマーデンの王女で、国家滅亡の混乱に乗じて変装しマーデン解放のために一連の暗躍をしたのちその領土を最終的にナトラに売ってたけどな、売国したホロヌィエを断罪しておいて自分はちゃっかり売国する狡猾さをみせてきたし、それにウェインは帝国に対してしようとしていたことを先にゼノにされちゃってたっていうお笑いエンドかよ。
まあマーデンはこれから再独立したところで周辺で独立を承認する国はないでしょうし貧困国家になって周辺諸国と争うくらいしか待ち受けているものはないからそれなら敵対してない国に売りつけたほうがマシだろうってそれナトラの目論見と一緒やん!
いや、実はゼノはカバリヌの王子のフリをしたマーデンの王女だったっちゅう方が驚きか、カバリヌの王子は顔を焼かれて常に甲冑をつけていて、マーデンの王女は処刑されたって話がフラグだった。
いやなにがおバカって、人種的にも劣っているフラム人を狩りたいが国内ではあらかた借り尽くしてしまったからナトラの生き残りを融通してくれと嬉々として語るあの国王もおバカだし精神が異常だし勝手に地雷踏み抜いちゃってるし、マーデンを裏切った人物のわりに国王が死ぬや否やウェインらに命乞いのお慈悲を求めたホロヌィエもおバカだし名将と評されているのにウェインの工作に簡単に引っかかってナトラの名将に首はねられてるルベールもおバカだよ。
ウェインもフラム人、とくに自らの心臓であると言うニニムを蔑まれるとカッとなってまさかの国王殺害まで及んでしまうんだからな、しかも初手はいきなり剣ではなくソファーから立ち上がってからのヤクザキック、そして街を燃やす証拠隠滅工作付きで。
まあその証拠隠滅工作も含めてのあの国王殺害だったでしょうから(多分十中八九ウェインの衝動からの辻褄合わせ、行き当たりばったりだと思うがな)全ての罪をクーデター計画を進行中のルベールにおっかぶせその勢いのままにナトラの反乱分子とも戦わせつつゼノに国を裏切ったホロヌィエの仇討ちさせるのはさすがウェインだったけれどね。
「会談の場で剣を抜くのは文明を知らない蛮族のすること」会談前夜、ゼノにそう語ったウェインが蛮族になってどうするのって話ではあったかな。
やはり周りがバカすぎてウェインが相対的に天才に見える、ウェインを天才に見せたいがために周りをうんとおバカにする、そんな作品にしか見えないね。
この一連の惨状の背後に潜むカルドメリアが本当に怪しさしかないな、ウェインにマーデンの残党を全滅せよと条件付きつけたらかわりにルベールのクーデター計画の全容が送られてきて、部下を使ってナトラの反乱分子を蜂起させてウェインをかき乱そうとしてるんだもんな。
ところでナトラの反乱分子はルベールと戦闘したその後どうなったんだろうか??一度表に出てきた奴らがまた闇に潜むなんて考えられないし、そのままウェインに攻め入ってもおかしくないが、あのかつての名将に討ち取られたんだろうか。
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