転生王女と天才令嬢の魔法革命第3話「憧憬と追憶の虹霓魔剣」感想
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第3話感想
魔法で空を飛ぶことを夢見るアニスフィアはユフィリアを助手として迎え入れ共同生活を始めた、ユフィリアは先の夜会での婚約破棄事件の事情聴取に呼ばれたりアニスフィアの自由さにずっと振り回されっぱなしで困惑していたりしたところにアニスフィアからマナブレードと魔法の杖を合わせて作ったという専用魔道具を受け取った。
道具の説明をするアニスフィアの早口は必聴、ENTPにはオタク気質なところがある。
そしてこのタイプの人間はやりたいことが次から次に浮かぶために睡眠時間が短くても気にならないという一面を持っている。
(実際はENTPだからこういう性格、ではなく反対でこういう性格だからENTP、のように判断される)
共同生活という名の同棲をはじめてからさっそくキミは虹のようにキレイだからユフィリア専用魔道具を作っちゃうあたりアニスフィアは百合要素が強く感じられるよね。
ユフィリアに似合う魔法も剣技も両方使える魔道具なんてなんだかチートアイテムみたいだな。
それにしてもユフィリアの婚約破棄事件の後始末といい、アニスフィアの夢追い話といいどちらもなかなか事態は進展しないね。
あの男やっぱりそそのかされてるんだって誰かに、往生際が悪いなあ、事情聴取で俺は悪くないって感じで開き直ってやがったよ。
でもそいつも潜在的にアニスフィア同様何かに人生を縛られたくないって思いはあったんだろう。
とはいえ婚約破棄により婚姻の儀がなくなって着ることがなくなりついにはお付きのものが総勢撤収して片付けられることとなってしまったユフィリア用の作りかけの純白のウェディングドレスや赤いカーペット、布がかぶせられてしまった絵画がもの悲しいな。
それを前に姫様(アニスフィア)は暴飲暴食でドレスで暴れ回りいつもボロボロにするうえコルセットやビスチェを嫌うなんて話が飛び出てくるのが何ともまあ。
コルセットやビスチェは体型というか姿勢というか、それらを維持するためにドレスの下につける女性用の下着になるんだけど、確かにあんなおてんばな女の子にそれら補正下着は似合わんよな。
アニスフィアなんて体型的な意味でも生き方的な意味でも束縛なんてされたらどうにかして抜け出そうとしそうだもの。
とはいえ姫様として厳粛な場で執り行われる儀礼で粗相の内容に立ち振る舞わないといけないのも事実なわけでね、どれだけお付きのものに世話を焼いてきたと言うのだろう、いろいろと想像ができる。
ユフィリアもアレか、やはり1人の少女らしくアニスフィアみたいな王族とか貴族とかそういう身分的なしがらみから解放された自由な女の子になりたいって潜在意識はあるのか、婚約しても一方的に破棄されたうえ相手は開き直ってるからな…そんなような男にしばられるようなら私は自由を選ぶってか。
これはあれかな、最初のうちはアニスフィアの自由すぎる振る舞いに困惑していても、のちのち彼女に感化されていくパターンかな、彼女がどう変わっていくのかも見どころのひとつになりそう。
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