うる星やつら第10話「戦慄の参観日/君去りし後」感想
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第10話感想
戦慄の参観日
授業参観に向かうあたるの母にしのぶの母、さらには牛車を引いて来校したのは面堂の母、ラムの母に至っては宇宙船に乗ってあらわれた、その際ラム家の宇宙船が面堂家の牛車を壊してしまったために面堂の母はラムの母に激怒するもラムの翻訳の都合であの牛車を壊してくれてありがとうと真逆の意味に伝えられたためにこんどは決闘を申し込んだがこれもラムにより結婚の申し込みと間違えられてしまった。
メイン登場人物4人の母が揃い踏み、平野文がラム母役やってた、そうか、あれからもう40年は経つのかとしんみりしてしまった。
ここの高校、参観日があるのかよ、そんでもって授業参観に母親が和服着てくるっていつの時代だ、いや、この作品自体が古いのは重々承知だが、洋服にアレンジしたりはしないんだ、あくまで昭和40〜50年代の雰囲気をムンムンに出したまま先に進むんだ。
昔の母さんはよそ行きに和服を着るのがフツーだったってことはおぼえておいてほしい、もう今では完全に廃れた文化だけどね。
息子があの体たらくなのかあたるの母は居心地悪そうだった、そういえば昭和の母さんはフネさんのようにやけに世間体を気にする時代だったっけね、レールに乗るのをよしとする価値観だったから。
授業参観回だけど授業参観シーンは特になしっちゅうおもしろ展開、むしろラムの意図的な?誤翻訳で面堂母が言いたいこととは逆の意味でラム母に伝わってるのがなかなか笑えたね。
牛車は私のかたきです、壊してくれてありがとうみたいなニュアンスのこと、いつの機会に使う機会がある翻訳なんだよ…
逆に決闘が結婚になるのは聞き間違いとしてもやや無理がある気がしなくもなかったかなあ。
自己顕示欲が高いのか、面堂家の格の違いを見せつけたいのかラム母にすぐに決闘を申し込むあたり、面堂よりも母の方が面倒な存在に見えたね。
君去りし後
あたるのあまりのだらしなさに辟易しながらも世話をするラムは手作りの人形を置いて帰っていってしまった、その後何日経ってもラムが帰ってくることはなく、机に残された人形を胸ポケットに喪失感だけが残された、面堂も私設警察を使い探すが全く見つからず、ついにあたるは部屋で一人泣き出してしまった。
なお、ラムが帰ったのは地球に滞在するためのパスポートの更新が必要だったためであり、事務作業の煩雑さから手続きに何日もかかっていただけだったうえ本人は至ってあたるとの関係は順調だと言っていた。
部屋に観光地で売られてる三角ペナントが机の所の壁に飾られてるのが時代だわ…
ずいぶんとAパートとは温度差があるしんみり展開だったなあ、いかにあたるがこれまでずっとラムに頼りきってたか、おんぶにだっこだったのがいなくなってはじめてわかるってか。
面堂家黒服黒グラサンの私設警察までいるんかよ…さすが巨大財閥だわ、もはや貴族豪族の域に入るぞ。
いなくなった途端すっかり食事ものどを通らなくなるなんて、ふだん気になったかわいこちゃんにはすぐに声をかけるようなナンパなあたるらしくなかったじゃない。
もはやあたるはナンパすらしなくなっていたからね、他の女の子で気を紛らわせるって考えにも当たらないってくらい彼のなかでもラムの存在は大きくなっていたってことか。
紅葉が散りゆく光景でラムはもう帰ってこないのかも!?とあたるに思わせるくらいネガティブが連鎖してたよね。
人形を胸ポケットに入れてて汚れてるとかラムからしたらめちゃくちゃうれしいよな。
んもぉ、理由も言わずにぬいぐるみにマイク仕込んで帰るんだから、ラムもあたるを試していたね?いけずなやっちゃなあ。
パスポートの更新手続きにやたら時間がかかって一日二日じゃ帰れないのはあるあるだわ…これで毎回毎回窓口をいくつもたらい回しにされるんだろ?デジタルな環境にまったく移行できない日本の役所かよ…
というか地球に滞在するのにパスポートが必要になるんだ、なんだ、勝手に住み着いているわけじゃないのか、そんな設定があるのには驚いたわ。
でもほら、ラムから見たらあたるとの関係は順調に進展してるみたいだから安心したよね。
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