金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~第11話「過去」感想
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第11話感想
うーわこれは…
ヴェルメイの過去をアルトが見たんだけど、とても過去のエピソードでリリアが干しぶどうの場所当てられてアヘ顔してたりヴェルメイがやたらツヤツヤになってたりしてるのと同じ作品とは思えない。
どんなシーンが描かれていたかというと、修道院で暮らしてたヴェルメイが悪魔だってんで感染症流行時に迫害されて逃げることはできたんだけど、ともに暮らしてたシスターと3人の子どもたちが村人によりホーンテッドマンションでエレベーターに乗ったときに「私ならこうするがね!キャーッッ!!」って悲鳴が聞こえるエレベーターの天井裏にいる人みたくなってしまってた。
ヴェルメイと村人、これじゃどっちが悪魔だというんだよ、悪魔はお前たちの心の中にいるってか。
デビルマンかなんかかな、そんなメッセージを読者や視聴者に投げかけてるってことは。
2年前の3月ごろに世界規模であの感染症が流行したときに営業してたパチンコ屋や飲食店を執拗に攻撃し、他県ナンバーのクルマに嫌がらせの張り紙してたのとだいたい動機はいっしょ。
いわゆるコなんたら脳ってやつね。
残念なことにコなんたら脳にいまだに罹患してる人がいるんだけど、感染症の流行は実際のところ人間がどうやってもコントロールできるような代物ではなくて自然にみんなかかって自然に引いていくもの。
だが彼らは周りがばったばった倒れていくのを見てやっぱりいつ自分がかかるかって恐怖が先にくるんだろうね、自分達は絶対に正しいと思っていて、日頃のストレスを誰かを敵にすることで発散している…
街の光景がやたら凄惨で生々しいんだよな、お前みたいな悪魔がいるから感染症が流行したんだって完全に言いがかりなんだけど、情報入手手段に乏しいむかしはこういう流言がたくさん飛び交って信じちゃうんだよな…
って、現代の方がもっとどきついか、流言のタチが悪くなり思考をしない人間はすぐにひっかかって攻撃的になる…
人間の醜悪さをこの作品で思いがけずに目の当たりにしてしまったよ。
これはヴェルメイのことは救ってあげないといけないね。
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