ヴィンランド・サガSEASON2第1話「奴隷/SLAVE」感想
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第1話感想
北アイルランドの農村にて細々と農家の跡取りとして暮らしてきたエイナルであったが、ある日ヴァイキングに村を襲われ奴隷として扱われるようになった。
隙を見ては何度かヴァイキングらから逃亡を図るもその度に捕まり何度も見せしめに処罰を受けていく。
しばらくしてエイナルは展示中、ドルフィンの姿を探す老人の姿を見かける、さらに数日後、大地主に奴隷として買われ農場で農作業に従事することになった、そこには奴隷の身となったトルフィンの姿があった。
ああ、もうアシェラッド死んじまったから回想ぐらいでしか出てこないんだな…なんだか寂しいわ。
そして見ろ、これが本当に奴隷になったやつの処遇だ、これでもまだ描写としては生ぬるい方だと思うが、あまたの異世界ファンタジーものにおける超々々ぬるま湯な奴隷描写とは格が違う、違いすぎる。
死ぬまで一生使用者にこき使わされ病やなんやで使いものにならないと判断されたら即売り飛ばされるか殺害される、そこには慈悲も希望もあったもんじゃない。
逃げたところで地の果てまで追っかけられて見つかったならばムチで何度も打たれ拷問されるのみ、空路なんてないから船で移動することになるだろうがただでさえ限られたクソ狭い空間に所狭しと閉じ込められ足をのばすすきますらない、そしてここで餓死したり病になったりしたらすぐさま冷たい海にポイ捨てだ(奴隷船で検索)
売り物として展示されるわずかなときくらいだで、装いを小綺麗にできるのは。
なにが異世界転生だなにがチートだ、転生したりチートで能力をもらえたりできる方がよっぽど自由だわ。
農村での平和だった日常から生きる希望が失われたサバイバルな環境に180度一変してもよくエイナルはめげずにいられたよなって思うわ、明日も知れない絶望しかない状況なのにやで、精神面がめちゃくちゃタフだった。
顧客に展示中でもなおトルフィンなる名前のよく知らない人物の身を案じられるっていうんだもの。
一方でトルフィンはどうやら一期目の最後、復讐を果たせぬままアシュラッドの死を間近で見て廃人になっだと思ったらなんとすっかり単身奴隷になっていたみたいだ、すっかり奴隷らしく髪も伸びボロボロの格好になってた。
なのでこの農場で毎日使用者からかーなーりー厳しい仕打ちを受けているであろうことは容易に推察できよう。
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