処刑少女の生きる道第2話「迷い人」感想
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第2話感想
ヒロインの少女、名前の最初の一次を抜いたら某美人声優さんになっちゃった。
それはさておき、2話にして処刑人の少女が迷い人を処刑する活劇ものからアカリが事実上の不死身ってことが分かり彼女をもっと設備が整った場所へと連れ出す道中を描くガールミーツガールものに作風が変わったね。
まあそれはアカリをすぐに処刑してしまうとストーリーがそこで詰まってしまうっちゅう作劇上の都合があったんだろうけれど。
自分がこれから処刑されるなんて何も知らないアカリがメノウに急接近して無邪気にはしゃいでいたけれど当然わたしたち視聴者は神視点というのかなあ、アカリがこの先処刑される身であることを知っているからこの光景を見ているだけでも結構つらい、死刑執行前にごちそうを食べる死刑囚を見ているかのようでつらい。
そしてアカリの純粋無垢な立ち振る舞いを見たメノウが彼女に感情移入しちゃった、なんぼ処刑人っちゅう裏の顔があるとはいえ表向きはシスター、つまりは迷える子羊たちに神の教えを説き正しい道へと導く存在であるふたつの相反する立場を抱えている彼女が葛藤するようになっちゃった。
とともにメノウは迷い人を見つけると無条件で処刑する人の心を捨てたマシーンではなく好意を抱いてくれた人にはなにかお返ししたい(好意の返報性という)と考える純粋に一人の女の子であるっちゅうさまがうまく描けていたね。
そしてこっそり二人の後をつけることにしたモモは何回アカリに嫉妬することになるのやら。
モモとメノウ、メノウが一人の少女に感情移入しそうになっていることを心配するモモと道中ボロは出さないなんて頓珍漢なことを言ってるメノウっちゅう構図になっちゃったもんだからこれどっちが先輩で後輩なんだかわからないよ…
モモのいうそういうわけじゃないって懸念はメノウがアカリに感情移入しはじめているっちゅう点に対して言ってるんだよお…本人は大丈夫なんて言ってるけれど。
でもあんなに一人の少女が何も知らずに無邪気にしているのを見てるとどんどん殺せなくなっていっちゃうよお…モモがメノウに対して懸念を示してるのはそこである。
なるほど、いい話だ。
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