Vivy-Fluorite Eye’s Song-第13話感想:AIと人間の争いは回避できなかったが…

2021年春アニメ



Vivy-Fluorite Eye’s Song-第13話「Fluorite Eye’s Song」感想


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第13話感想

今回はシンギュラリティ計画を再開しマツモトと松本博士によりAIと人間の争いがはじまる直前の時間に戻ったヴィヴィがいの一番にトァクの元に向かったヴィヴィは垣谷ユイをはじめとした穏健派のメンバーに修正史の映像を見せ原因はアーカイブにあると説明して面々になかば強引に納得をさせ、マツモトやトァクの面々はアラヤシキに乗り込みアーカイブの元へと向かう別行動をとるかたちで自身は「歌でみなを幸せにする」使命を果たしつつ、そのうえで「心を込めて歌う」とはどういうことか、「心」とは具体的にどういうものなのか自分なりの答えを見出し争いで荒廃したニーアランドのメインステージに向かう途中の通路で正史および修正史では飛行機事故で死んだモモカと再会したが実は彼女はモモカの姿を映像で復元させたナビでシンギュラリティ計画を止めようとしたが、ガレキがうず高くつまり崩壊したメインステージにおいて歌い、マツモトがAI全停止プログラムをアーカイブに起動させて人工衛星のうちのひとつがヴィヴィめがけて落下しようとしていたところを止めたところで、ヴィヴィも含めて全AIが全停止していったエピソード。

ヴィヴィはどこかの時間軸において髪を短く切り、ステージで歌おうとしていたのであった。

最終話にしてニーアランドの「ニーア」のスペルは「Nier(英語で「否定」)」ではなく「NIA(スワヒリ語で「目的」)」だったことが判明。どうやらニーアランドは目的をもった人間やAIがその目的を実現させるきっかけになる場所として建造された施設で、ヴィヴィを含めたAIの開発もそのうちの1つであると考えられる。

いわば人間たちによる新開発のAIの機能をテストするための壮大な実験施設ってところか、ここでら人間たちにとって良好なデータが得られれば量産に移り市内にも同じAIが増えていくって感じの。

あまたの人工衛星のうちのひとつをピンポイントでヴィヴィに落とすアーカイブ、あれヴィヴィの歌と人間とマツモトの侵入により人工衛星の地球への落下が食い止められてしまい、さらに1時間以内に自分たちの全機能が停止されることを演算して認めたアーカイブによる最後っ屁か。

結局のところAIと人間の争いそのものは止められず起きてしまっていたのでマツモトとヴィヴィのシンギュラリティ計画はほぼ失敗、この世界では松本博士は出てこなかったけれどおそらく彼は命を落としたであろう。

その原因となったAIの集合体であるところのアーカイブを含め、すべてのAIを人間たちが停止させてその場しのぎの解決をさせたことにしたっていうなんとも凡庸な終わらせ方だった。

この終わらせ方だとAIは人間を超える卓越した知能が仇となり自己判断で俺たち人間の意にそぐわない勝手なことをする不良品として見られてしまうし、すでにAIが浸透してNo AI No Lifeの生活が当たり前になっている生き残った人間たちによりAIが作られ、また100年後に同じような争いが起きるのは避けられないだろう。

このときに俺たちはもう生きてないけどなガハハ!ってな歴史を辿るのは目に見えてるんだよな。

つまりは人型のAIロボットが開発、実用化された時点でAIの演算能力は人間よりも高速で正確だからアーカイブの介入があろうがなかろうがどのみちどこかのタイミングで、人間同士戦いをおっ始める人類は劣等生物だから我々が抹消するって結論にいずれ至る、だからそうならないために我々人類はAIに使命を与えて機能を制限させましょうってことになるのかな。

ならAIでないのに勝手に思考機能を喪失して他人に人生を選んでもらう受け身になって毎日ダラダラと惰眠を貪る現代の人間、もはやAI以下であかんやん。

理由はわかるのよ、IT化により情報処理能力が爆発的に向上したことで人間の頭脳もパソコンでいう高性能CPUを毎年新たに搭載しないとついていけなくなったから。

10年前の高性能、ハイエンドCPUの性能を現在のローエンドCPUは超えていくからね、今や人間の処理の方が追いつかずに、機械に使われる時代。

なのでメインはAIと人間の争いや共存のような関係がどうこうではなく、正史では博物館の倉庫の片隅で保存という名で放棄されほこりかぶっている歌姫AIのヴィヴィことディーヴァが歌でみなを幸せにする、心を込めて歌うとはどういうことかを100年かけて答えを見出した、こちらがメインになってくるだろうか。

人間ですら見つけられない答えをAIに求めようなんてのはとうてい無茶すぎる気もするが、AIを使ってめぐりめぐってじゃあ心とは一体何か?を代弁させるってのはいいアイディアだったように思えるね。

なるほど、ヴィヴィがシンギュラリティ計画、あるいはニーアランドで100年間のあいだに起きた数々の出会いと別れの経験そのものを心になぞらえてきたのか、なかなか考えたもんだ。

例のAIたちの不協和音に歌詞がついた歌にはグッときた。

ラストは解釈が分かれるが、実はあの髪を切ったヴィヴィこそ、松本博士により過去に送られ、AIと人間の争いをすんでのところで回避することに成功し歌でみなを幸せにする使命を果たせた前回、第12話までのヴィヴィだったりしてな。

だから今回のヴィヴィは争いこそ回避はできなかったが、それでも歌ってAIの機能を全停止することはできた別な世界のヴィヴィ…そう考えることもできる。

解釈はその人の自由におまかせしたい。

結局メインはタイムリープするSFというよりかは一人の歌姫AI、ヴィヴィが心とは何か学習するまでの100年間の成長物語だったね。

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