ヤマノススメNext Summit第12話「行こう!新しい頂きへ」感想
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第12話感想
あおい、ひなた、ほのか、かえで、ここなの5人はこの夏、再び富士登山に挑む…
去年は吉田ルートからだったが、今年は須走ルートでの登頂だ。
果たして去年は高山病で八合目での撤退を余儀なくされたあおいは登頂にリベンジできるのか!?ひなたは?そして、去年はこのメンバーにはいなかったほのかちゃんは?
その結果はいかに…
結果は…無事とまではいえないが富士登山成功!富士の頂に5人は集結、ご来光を無事にのぞめた!
やはり季節関係なく山の天候は変わりやすい、晴れたと思ったら曇ったり、かと思えばまた晴れたりと頻繁に姿を変えていく。
夏だし紫外線浴びたくないし吉田ルートは登ったしで須走ルートを選ぶなんて女子らしいコース選定だったなあ。
いやしかし普段から登山シーズンになるとご来光目当てに夜明け前に出発した登山者のライトが八合目ぐらいからえんえん列をなすってことは、初日の出になるとどれだけの人間が登山するのか想像もつかんな、富士登山ルートは4つあるからね。
※須走ルートと吉田ルートは八合目で合流する、登山者の過半数は吉田ルートを登る
さて、あおいは高山病を完全に克服したわけではなかったが二度目の富士登山でついに登頂に成功、無事なわけではないってのはおおよそこの部分になる。
やはり山の厳しさはいきなり全部克服とはさせてくれなかった。
逆に標高低い場所は森林地帯となっていたり頂上から見るご来光や富士山の影、眼下に見える富士五湖や気象観測所と自然の雄大さを感じさせる。
それでもひなたが荷物の重量を減らすために質素にしたお菓子を「そんなぬるいもの」なんていって自分で用意したヨウカン取り出して食べるくらいには余裕があるってことはいちおう大丈夫か。
今年も去年のようになにやら重苦しい雰囲気になりそうなのをあおい本人がドカンと一掃してくれた。
九合目あたりからは疲労も重なってきてたけどね、まだまだ体力の向上は彼女の課題となっていくだろう。
軽い登山病が再発した時はヒヤヒヤもんだったで、前回登山を断念せざるを得なくなった精神的ダメージから今年もまたきたかダメなのかとあおいはどんどんネガティブ思考になっていってたからね。
そのままあおいは負のスパイラルに陥るのかと思いきや今年はそんなことはなかった、1年の長いスパンとその間にいくつもの山を経験したことは彼女の精神を確実に強くさせていた。
今回はひなたが残りあおいのサポートをしていったわけだけど、やはり隣にいるべきなのは正妻のひなただった、いっとき気まずい関係になっていたけれどそこからうまく修復できたアレが効いてる、なのであおいが負のスパイラルに陥るのを食い止めてくれた、去年のひなたは登頂優先だったからそれができなかったからね。
一転して登頂に成功したら肩の荷がおりたのかこんどは未来の自分に手紙読み出しちゃったよあおい、おもしろいなこの子は、一度登頂に失敗していただけにほんとに今回の富士登山ではいろいろとのしかかるものがあったがうまく自らをコントロールできた。
なお、Twitterによると制作スタッフも取材の際、一行の半分ほどが高山病でリタイアしたとか…やはり日本一高い山というだけあって高山病は登山慣れしてない人物を容赦なく襲う。
正確にいうと、高山病は低い気圧からくるものなので登山者全員に襲ってきているが、戦える術を持ってない人間がそのままやられている。
前日にあおいは期待と不安であまり眠れなかったのも理由としてあるかもしれないね。
そんな環境でも初富士登山であろうほのかちゃんは例の外国人から写真頼まれたりとやはり登山慣れしてるもんでまったく平然としていたときたもんだ、彼女も強かった…
ってことで第4期が終わった、最初は5分アニメだったこの作品もついに15分、15分を経てついに30分枠ですよ、本編が前期の倍、一期目の6倍の長さになってどうなるかと思ったら最初の4話はいままでの振り返りだったから新作は実質8話構成だったけれど、あおいたちの一年越しの富士登山リベンジにむけてのメンタルや体力の面での準備や登山部との絡みや進級、あるいはクリスマスやバレンタインを大人数でワイワイ過ごすJKらしい日常、家族からの厳しく暖かい教えもしっかりと描かれてたよね。
今回の富士登山はこれまでのあおいの集大成と言うべきもので感動ものだったね、軽い高山病と疲労っちゅう弱点に悩まされてはしまうも今度こそは登りたいって想いが足を頂上へと向けさせる強さを示してくれた、足取りは重かったけれど一歩一歩確実に成功への道へと歩みを続けてた。
実は、ここなちゃんが中学生にして進路を決めるときに学費、金銭面を一番気にするのが一番泣けた、あのときはまだ公立の学費が無料になる前だったんかな。
サンタ姿に上り坂のアスファルト敷の道路を女の子走りで速く走れる姿に料理に詳しい点、なんだかここなちゃん祭りでもあった気がする。
あとは入試直前のほのかを突然登山に連れ出すのもこれまた泣けた、しかもグンマーから東京に連れてくるもんでなお泣けた。
山を登るのは何時間もかかるけれど下りるのはあっという間、何かをする前やしてる最中のときは何があっても大丈夫なように心構えをしていてもいざ何かが達成して終わりを迎えるときはあれ、もう終わるの?とあっけないもんだ。
この作品もえっ、もう最終話なの!?となってしまったし、私の高校生生活がそんなもんだった、3年前に試験をくぐり抜けて入学したと思ったらいつのまにか卒業式迎えてるんだもの、あれはびっくりしたよね。
これにてあおいは富士登頂っちゅう目標は達成したのか、となると今度はなにを目標にするだろう、体調は万全じゃなかったから高山病にかからずに富士登頂をする、それとも吉田と須走以外の別なルートで登頂する、かなあ、さっきとかいたけれど富士登山は4つのルートがあるし登ろうと思えば麓からからでも登れるしそういるルートもあるし。
一度達成したらはい終わりとはならないのが登山の醍醐味だから…
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