がんばれ同期ちゃん第10話「盗撮画像を拡大して見る」感想
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第10話感想
成り行きでミドリに頼まれてメイド喫茶でバイトをするナズナとそれを見守るコウであったが、そこでメイドの一人、アリサをターゲットにした盗撮事件が発生してしまいコウは盗撮画像にある手がかりをもとに犯人を探していくと犯人はアリサ本人の承認欲求による自演であった…
様子を探るためとはいえせまくて暗いロッカーの中でコウとミドリが向かい合わせで密着してる場面が発生、もう健全な青少年なら一瞬で反応するだけでなくなにやらが出てるようなシチュエーションだったな。
ってことでコウの男性特有のスケベ心がメイド喫茶での盗撮犯を読み切ったわけだけど、これ、承認欲求の強さだけで見るとよう実の櫛田桔梗には負けるかなあこれ。
よう実の櫛田桔梗はこれより承認欲求が強いからな、自分が常に一番であるために自分が中学時代に起こした事件のことを知ってる同級生をどうにかして退学させようとあれやこれや裏で手を回して工作してるからね、ことごとく本人の逆襲に遭い失敗に終わってるけれど。
アリサもナンバーワン指名の座が奪われて悔しい!ムキー!!からこの事件を起こしたんだろうけれど、何かが見えそうで見えないギリギリのアングルをつく肉体美を大衆に見せつけて男たちにまた自分を指名してもらいたいってのはまだ狂気の域には入ってないよ、ちょっと弱さを感じてしまった。
肉体美を売るのは女性ならみんな考えてしまうことだからね…コスプレイヤーやグラビアで水着写真撮ってる子も脳内の半分は承認欲求だとおもう。
とはいえ承認欲求はもはやSNSやYoutube、Tiktokなんかで誰もが情報や動画を発信できる現代においては言っちゃ悪いけれど精神病になってきてるよね、フィクション作品でもいろんな作品で取り上げられてくるようになったもの。
ふだんさえない暮らしをしている人間ほどネットだけでは周りから認められたいと過激な発言で同意を求め、ひとたび注目を集めるとエスカレートし迷惑を省みない大胆なことをするようになり炎上するだけならまだしも最悪警察のお世話になるパターンが多くなってきてるからね。
そう、承認欲求は周りと比較して劣等感が高く自分に自信がない人ほど強くなりやすいのよ、とくにネットでは。
しかしまあコウもやっぱり中学生だよね、盗撮画像の一部分をわざわざ拡大して見ようとしたり、推論も画像のアングル的に客が来られないような場所からも撮られてるから身内の犯行まではいいとして、メイド服の中身が写ってないからこれは他人の犯行ではないなんてとこまで展開させてたしな(男の犯行なら中身がガッツリ写っているはずだってどれだけムッツリなのよ)。
人間誰しも承認欲求があってときに欲求を満たすために謎すぎる行いに走ってしまうこともあるがそれは病気だと思って許してやろう、みたいなことを最後に言うミドリがまさに聖人だった。
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