ようこそ実力至上主義の教室へ第3話「最高の魂は、この上ない悪徳と極限の美徳を発揮できる。」感想
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第3話感想
×グループ事 ○グループ毎(ラストに生徒たちに届いた試験状況のメールの本文より)
試験も佳境に入ったってことで、目の前で女の子がいじめられているのを見てもなおそれを膠着した状況打破のアイディアに利用しようとする綾小路の結果前提で感情に引っ張られない徹底した論理を活用した合理主義の観点から可能性を見出し、強引に味方を動かして集めるINTJ(Ni-Te)っぷりが全面に見られた回でもあったね。
INFJではダメ、Feが補助機能だから相手の気持ちを汲み取ろうとするのであんなに感情を捨てきった能力主義にはならないしINTPだとTi-Neだから分析することが先に来て結論は分析した末に導き出されるものと考えているが綾小路の場合はまずこの試験に勝つっちゅう結果があり、その結果を実現するために堀北と強力、あるいは自身の思考で味方集めに集中しているから違う。
さっきまでいじめられてすっかりおびえていた女性に対し「股を開け」なんてクレイジー発言さえも臆することなくしていたからな、しかもその場所、照明が届いてなくて薄暗いうえ照明も赤で警戒色の場所というね、赤黒い空間が恐怖演出にいい場所だわ。
リカなるメガネ地味子も最初はビンタを躊躇していたが次第にビンタを快楽として楽しむ、ものの見事にミルグラム実験に参加した人物と同じような心理状態になってるもんだから人間の残酷さを見たね、薄暗いほぼ閉鎖的な袋小路にいたからこそビンタができるようになってしまうのよ。
それでももっと冷たいのはやはり綾小路だけどな。
一度軽井沢を極限までわざとに追い詰めさせておいたところで自分といれば大丈夫だって言って声をかけて協力させているんだから。
これ綾小路がやってることって彼がいないとまたイジメにあうって軽井沢の思考を利用した洗脳、マインドコントロールよ。
しかもTe優勢だから話し方も無感情なのがまた洗脳的。
「股を開け」からマインドコントロールは始まって、傷跡を確認するやさらに自分に従わせるようにコントロールしていく。
これがINTJ、Ni-Teが演じる悪役の真骨頂だ。
勝つためなら手段を選ばない、スマホを交換しSIMカードを新しく買ったのと差し替えて二重三重に仕掛けを施して裏切り者を誘導させてまで勝ちにこだわるってのもやはり同じ思考回路で構成されてる。
逆に言うと、軽井沢は暴行受けた直後ってのもありそれくらいイジメに敏感でそのワードをふくめた関連ワードを聞くだけで鳥肌が立つくらい追い詰められていたってことのあらわれでもあるんだけどさ。
ところで、やはり各グループの優待者選出には法則があるのか学校よ、ならば洞察力に長ける×NT×さんがいっちゃん有利じゃないかよ。
とくにひらめいたことを思考で補強できるENTPな。
だがメイン登場人物が限られていてほとんど綾小路視点で試験が描かれている分、この手のゲームにおいては彼らが関与しないグループはいつのまにか試験が終わり結果だけが知らされるってのもなんかあんまり腑に落ちない部分があると思ってるのは私だけだろうか。
かなりのグループが試験終了までに誰かがメールで優待者をメールで送っていたみたいだしな。
なお、試験終了の合図もないままに試験がさらっと終わっていたが綾小路のいる火星グループはものの見事に綾小路の策略にハマり誰か裏切り者が誤答したのか、多分Aクラスだと思うけれど。
Aクラスだけクラスポイントがマイナス200あるのを見るに単純思考すぎるのがわかる。
龍園の優待者の法則を見つけ出すまでのプロセスについてそれはそれでこちらとしても推理要素になるので最後まで隠しておくべきではあるけどな。
ちなみに今のところ割れてる優待者は櫛田と軽井沢であり名前の最初が「か」行の人間なのに注目したほうがよさそう。
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