ゾンビランドサガリベンジ第9話感想:伝説のおいらん、ゆうぎりの処刑エンド

2021年春アニメ



ゾンビランドサガリベンジ第9話「佐賀事変 其ノ弐」感想


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第9話感想

今回は明治政府の高官の男に身請けされたゆうぎりが移り住んだ佐賀にて、祖父の意思を引き継ぎ佐賀の長崎からの分離独立に向けて動いていた百崎と彼の相棒役でもあった伊東と懇親になり、百崎の熱意が伝わり佐賀復活を目指す百崎の同志が10人ほどに増えていたところに裏では密かに伊東が浮浪者に扮した男に警戒の意を込めた一枚の紙を渡し動き出していて、伊東はゆうぎりに百崎の周囲にいる男には気をつけろと念を入れた忠告をして去っていき、さらには百崎の協力者である男たちは実は佐賀戦争の残党で、戦を実行するのみだとカロン砲を使う手はずを整えているとの怪しげな会話をしている様子を耳にしてしまったエピソード。

百崎も伊東から佐賀戦争の残党が動き出したら陸軍も黙ってなくてお前は追われる身になる、純粋な理想だけでは世の中は動かせないことにもう気づいているのでは?と指摘するも、百崎は誉れ高い佐賀の名前や暮らす人々の自由を取り戻すためにはこの運動は必要だ、と引き下がらずに口論に発展してしまう。

伊東が浮浪者からなんらかの情報を得た結果驚愕の表情を浮かべてしまった、それを受け、伊東はゆうぎりに百崎はいずれは内乱を起こした罪により政府から追われる身になる、だからお前も佐賀から一旦離れろと伝え、ゆうぎりに百崎を託して去っていった。

夜なべして書いた、大隈重信や大木喬任らに向けた書面を発送したゆうぎり。

季節は冬になり、百崎は新聞記事を見て同士たちが今夜戦を実行にうつすことを知った、伊東と対峙した同士たちは彼の刀によりことごとく全滅していく。

佐賀に住む逆賊を監視する役割である伊東の正体を知った百崎は彼に斬られそうになるもそこに彼を守るためにゆうぎりが現れ、つてを使い百崎を長崎へと逃がしていった。

ゆうぎりと伊東が夜道で再び対峙、相討ちになり伊東がゆうぎりの刃に倒れ息を引き取っていく。

反逆の罪で捕まったゆうぎりは斬首の刑に処されていった、その後佐賀独立運動が盛んになり有志の嘆願の結果長崎から分離、ここに3代目の佐賀県が誕生した。

フランシュシュの佐賀事変ライブを前にゆうぎりはふと生前の記憶を思い出していたのであった。

第1話冒頭で軽トラにはねられて主人公が命を落とす(今にして思えばそれもそれでなろう系の異世界転生ものと同じ導入部だよな)当作品らしからぬ結末でそんなに突き抜けていたわけではなかった。

あ、wikipediaで見たけれど日比谷ってこれゆうぎりを身請けした男の名字なんだ、てっきり史実の京都嶋原が江戸末期の大火により寂れていたのと、身請けした男が明治政府高官なるたいそうな御身分で「日比谷」なるその固有名詞から東京の日比谷に住んでる人物で、ゆうぎりも伝説って肩書きから嶋原から東京の吉原に移籍したものだとすっかり思っていたけれど、新撰組の前身である壬生浪士組が戊辰戦争で敗れた後上客になっていたのが明治政府の側にいる日比谷って名字の男ってことね。

佐賀県独立運動(佐賀事変)※このときの佐賀な県は佐賀戦争が起きたことを受け難治の地として長崎県に編入させられていた、とフランシュシュのライブを絡めていくかと思ったら佐賀のどこかにある中規模なハコにて「佐賀事変」って名の単独ライブを企画して、そこに過去に本当に佐賀事変を起こして百崎の身代わりのようなかたちで全ての罪を背負い処刑される最期を迎えたゆうぎりの回想に持っていってたか。

佐賀戦争を起こし政府に対して反乱を企てた者の生き残りがいて、伊東は密命を受け取り締まりつつ百崎の運動に輩どもが接近してくるのではないかってのを警戒していたってわけね。

エンディングを見てると伊東と百崎はいい相棒というか友人というかそんな近しい間柄だったことがよく分かる、百崎が政府への反逆者扱いされて死んでほしくなかったんだよな、本当は政府の密命で反逆者を取り締まる職業柄自分の刀で友人をこんなかたちで斬りつけたくなかったんだよな。

だからなんべんも、お前の周りに怪しい輩が入り込んできていて早晩その輩どもに乗っ取られる、だから政府から睨まれないうちに計画から降りろと促していたわけだ。

ゆうぎりもここは私が身請けになる、政府にもツテがあるし事前に根回しをしておく、だからあなただけでも逃げ延びて自由に生きろ、と百崎に自由を与えたわけだけど、伊東が死に、ゆうぎりも処刑される結末を迎えてしまい本当に心苦しかったな。

8年前の戦争を知らない百崎青年もまさか本当に同士になってくれた大人たちが幼き頃に起きた佐賀戦争の生き残りで、自分の活動が彼らにほぼ乗っ取られてしまい、結果、自分を守るために犠牲になった者が出てしまったとは思いもよらなかったであろう、だが、世界中の○○運動において最初に協力者として名乗り上げるのはこういう革新側の過激派の連中であることなんてよくある話でもある。

現代でいうと成田空港も近隣農家が反対運動をしていたところに目をつけた新左翼が支援ってかたちで乗っかって、すぐに乗っ取られてしまってここまで長引いてるしな(こっちはこっちで政府の土地収用が強引だったなどの諸問題があったが)。

結局のところやはりこの百崎青年こそ乾幸太郎の先祖で、彼の性格が代々受け継がれた感じになるんだろう。

ゆうぎりを蘇らせたのは先祖一人では叶えられず他人により実現されていった佐賀の名を復活させることを今度は自分が実現してやる、実現のためのパートナーとして迎え入れたというところになるね。

徐福のゆうぎりへの借りとは病に倒れているあいだ、自分の体を犠牲に、彼女が百崎を遠くへ逃してくれたことになるだろうか。

そこから130年くらいが経過し、末裔が知名度が下がりっぱなしの佐賀を蘇らせるプロジェクトを立ち上げ活動するようになったっていうんだからな、本当にゆうぎりには頭が上がらないよな幸太郎も徐福も。

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